こだぬきコロッケ こぐまのどんどんぶんこ

ななもりさちこ(著者), こばようこ

• 販売会社／発売会社: こぐま社
• 発売年月日: 2018/06/01
• JAN: 9784772190718

商品レビュー

2025/01/25

愉快な表紙に誘われて手に取りました。面白かったです。(*´ω｀*)愉快なストーリーと素朴さのある愉しいイラストに、ページをめくるのも楽しくなります。終わり方まで、オオカミの優しい思いやりが感じられたり、ポン吉の家族とのやり取りの微笑ましいところがまたいいですね。心がほっこりするお話になっています。

バケるのが下手な子だぬきのポン吉。バス停でお婆さんが忘れたコロッケの袋のいい匂いに誘われて、たまらず5個全部食べてしまった腹ペコのオオカミ。コロッケの美味しいさに、空っぽになった袋に頭を突っ込んで匂いを嗅ぎながら歩くオオカミがコミカルです。（笑）

「もっと食いてぇなあ。茶色くて、まるいの。」とふらふら歩くオオカミがつまづいたのは、茶色くて、丸くて、トゲトゲした、寝ているポン吉でした。
「こんどのは、とびきりでかいぞ。」と、オオカミは口を耳まで開いて、ポン吉にかぶりつきます。
「ぎゃあーっ！」びっくりしたのはポン吉です。でも、大丈夫、オオカミは「たぬきなんか、食うもんか！」理由は「おれのおじいさんは、古だぬきを食って、あたった」から。（笑）

そこから、ポン吉とオオカミはコロッケを求めて“つきなみ村“を目指します。もちろん、人間に見つかると大変なことになるので、ポン吉は人間に化けて、オオカミはー、、、このオオカミの知恵も愉快です。ぜひぜひ、本を手に取ってお楽しみください。(*´︶`*)
愉しいだけではない、心がほっこり温かくもなるストーリです。おすすめです。

2024/06/09

可愛いお話だった。出てくるキャラクターも、悪役側かと思ったらいいやつだった、ってのばかりだし、とにかくコロッケが食べたくてしかたなくなるお話ฅ(*‎´꒳`*ฅ‪)ꪆ‬

2023/03/15

化けるのが苦手な子だぬきのポン吉とオオカミがひょんなことから出会い、協力して人間の住む村へおいしいコロッケを買いに行くことに。
最初に『たぬばけ道場』でポン吉が化け損なった冷蔵庫や人間のおばあさんがバス停にコロッケを忘れていった発端がちゃんと伏線になって後でじんわり効いてくるのがいいなぁ。
まっちゃんの清々しい気っ風の良さも、クールなオオカミがポン吉の安否に熱くなるのも揚げたてのコロッケの温もりに包まれたような気持ちになる。
このハッピーなお話を7歳の息子も気に入り、ニコニコして聞いていた。