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銀河英雄伝説(Ⅲ) 雌伏篇 マッグガーデン・ノベルズ
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | マッグガーデン |
発売年月日 | 2018/06/21 |
JAN | 9784800007643 |
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商品レビュー
4.8
4件のお客様レビュー
銀河英雄伝説の2018年新装版、3巻の雌伏篇です。 特別企画として著者インタビューも収録されています。 雌伏篇は銀河帝国と自由惑星同盟で起きた内乱が収束した後の波乱が描かれる一冊です。 ラインハルトは帝国宰相でヤンは大将という立場に差が出てきたわけですが、どちらも内乱を収めた人物...
銀河英雄伝説の2018年新装版、3巻の雌伏篇です。 特別企画として著者インタビューも収録されています。 雌伏篇は銀河帝国と自由惑星同盟で起きた内乱が収束した後の波乱が描かれる一冊です。 ラインハルトは帝国宰相でヤンは大将という立場に差が出てきたわけですが、どちらも内乱を収めた人物であっても君主制と民主制という環境の違いが齎した結果と言えましょう。 功労者であるヤンはフェザーン自治領の策謀に唆された同盟政治家によりイゼルローン要塞から呼び出され、不毛な査問会に翻弄されることになります。 もう軍人など辞めてやると本気で考え始めたヤンでしたが、辞表を出すタイミングを逃し続けたところイゼルローン要塞侵攻の報を受けます。 さて政治家たちはこれまでの非礼を詫びるでもなく、ヤンに職務を全うせよと都合の良い指示を出すのです。 読者としてもなかなかに苛々させられるところですが、ヤンの立ち居振る舞いが光る場面でもあります。 帝国軍は艦隊だけでなく新要塞をイゼルローンへ持って行く作戦で同盟の度肝を抜きますが、逆に帰還したヤンの戦術に翻弄される結果となります。 とにかくスケールの大きな戦闘が描かれるわけですが、いよいよフェザーン自治領の暗躍が鮮明になるお話でもあります。 次巻にも期待します。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
今と重なるところがありすぎて、現実つらぽよになる。 ヤンが中央に呼び出されたのにはたいそう腹がたった。こういう、なんというか、悪意というか、人のどうしようもなない部分に触れるとトラウマ思い出してフィクションとして捉えられなくなる。 ユリアンの初陣や彼の能力の高さは出来すぎじゃない?と思うけど、それくらい無きゃこの先生き残れないのかもしれない。ヤンの周りはヤンに対して理解のある人や能力が高い人間が集まってると思う。作中ではラインハルト側に多いということだけど、ヤンのほうだって多い気がする。凡人枠の人間がいてもいいような。 ロイエンタールとミッターマイヤーの友情や彼らの出自についてわかってよかった。 ロイエンタールのほうはこの先ラインハルトのことを裏切りそうな危うさがあって面白い。どちらが先に死ぬのか見届けたい。 ルビンスキーとケッセルリンクが親子関係にあったことには驚いた。これがどう作用していくのか楽しみ。 シューマッハはせっかく新天地で第二の人生頑張るぞいしてたのに、脅されて可哀想。相棒があんま頭が良くなさそうな貴族でさらに可哀想。 要塞に要塞をぶつけるという発想は面白いなと思った。コツコツと鉄球を作ったわけか。それなら、そのまま巨大な建造物でも良かったんじゃないかと思うけど。宇宙ゴミがひどそう。 ヒルダの従兄弟のハインリッヒがなにをやらかすのかも気になる。愛玩動物を手元に置かない代わりに彼は何で気を紛らわせているのか。権謀術数をするタイプには見えなかったけれど。 1、2巻で書きたかったところを書いたせいか、3巻は戦闘はあったものの、小休止のような、それぞれの陣営の背景を説明しあってる感があった。 先が楽しみ。
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三巻も一気読み。 この巻も面白かったな。 自由惑星同盟に肩入れしたくなるけど、帝国軍の将軍たちもなかなか素晴らしい面々。 いやはや、「素晴らしい独裁者」というのは一代限りであれば、ありなのかもしれないけどその「素晴らしい独裁者」の後任を決めるのは難しい。 独裁政治ではなく、民主...
三巻も一気読み。 この巻も面白かったな。 自由惑星同盟に肩入れしたくなるけど、帝国軍の将軍たちもなかなか素晴らしい面々。 いやはや、「素晴らしい独裁者」というのは一代限りであれば、ありなのかもしれないけどその「素晴らしい独裁者」の後任を決めるのは難しい。 独裁政治ではなく、民主主義が世界中で採用されているのは、独裁者の後任を決められないし、素晴らしい独裁者は続かない、というところにも大きな理由があるのだろうな。
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