銀河英雄伝説(Ⅲ) の商品レビュー
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今と重なるところがありすぎて、現実つらぽよになる。 ヤンが中央に呼び出されたのにはたいそう腹がたった。こういう、なんというか、悪意というか、人のどうしようもなない部分に触れるとトラウマ思い出してフィクションとして捉えられなくなる。 ユリアンの初陣や彼の能力の高さは出来すぎじゃない?と思うけど、それくらい無きゃこの先生き残れないのかもしれない。ヤンの周りはヤンに対して理解のある人や能力が高い人間が集まってると思う。作中ではラインハルト側に多いということだけど、ヤンのほうだって多い気がする。凡人枠の人間がいてもいいような。 ロイエンタールとミッターマイヤーの友情や彼らの出自についてわかってよかった。 ロイエンタールのほうはこの先ラインハルトのことを裏切りそうな危うさがあって面白い。どちらが先に死ぬのか見届けたい。 ルビンスキーとケッセルリンクが親子関係にあったことには驚いた。これがどう作用していくのか楽しみ。 シューマッハはせっかく新天地で第二の人生頑張るぞいしてたのに、脅されて可哀想。相棒があんま頭が良くなさそうな貴族でさらに可哀想。 要塞に要塞をぶつけるという発想は面白いなと思った。コツコツと鉄球を作ったわけか。それなら、そのまま巨大な建造物でも良かったんじゃないかと思うけど。宇宙ゴミがひどそう。 ヒルダの従兄弟のハインリッヒがなにをやらかすのかも気になる。愛玩動物を手元に置かない代わりに彼は何で気を紛らわせているのか。権謀術数をするタイプには見えなかったけれど。 1、2巻で書きたかったところを書いたせいか、3巻は戦闘はあったものの、小休止のような、それぞれの陣営の背景を説明しあってる感があった。 先が楽しみ。
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三巻も一気読み。 この巻も面白かったな。 自由惑星同盟に肩入れしたくなるけど、帝国軍の将軍たちもなかなか素晴らしい面々。 いやはや、「素晴らしい独裁者」というのは一代限りであれば、ありなのかもしれないけどその「素晴らしい独裁者」の後任を決めるのは難しい。 独裁政治ではなく、民主...
三巻も一気読み。 この巻も面白かったな。 自由惑星同盟に肩入れしたくなるけど、帝国軍の将軍たちもなかなか素晴らしい面々。 いやはや、「素晴らしい独裁者」というのは一代限りであれば、ありなのかもしれないけどその「素晴らしい独裁者」の後任を決めるのは難しい。 独裁政治ではなく、民主主義が世界中で採用されているのは、独裁者の後任を決められないし、素晴らしい独裁者は続かない、というところにも大きな理由があるのだろうな。
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読み進むほどに面白いくなっていく。 未来の歴史書ですね。 ヤンもラインハルトも可哀想だけど、 ヤンの方が仲間に恵まれている。 ラインハルトは孤独。 フェザーンの動向が気になる。
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