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オカルト化する日本の教育 江戸しぐさと親学にひそむナショナリズム ちくま新書1339
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2018/06/01 |
JAN | 9784480071460 |
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オカルト化する日本の教育
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商品レビュー
3.7
8件のお客様レビュー
かつて話題になった「江戸しぐさ」は戦後、創作された偽史だった。伝統的な子育てを重視する「親学」はいじめ問題や発達障害を解決できるというがそれは誤りだった。 誤りであることが明らかなのに国家に都合の良い人間を育てるべく未だに教育の現場で使われているという。誤りが広まっていく下地には...
かつて話題になった「江戸しぐさ」は戦後、創作された偽史だった。伝統的な子育てを重視する「親学」はいじめ問題や発達障害を解決できるというがそれは誤りだった。 誤りであることが明らかなのに国家に都合の良い人間を育てるべく未だに教育の現場で使われているという。誤りが広まっていく下地には陰謀論やナショナリズムが見え隠れしている。 荒唐無稽だから学会が相手にしないとドンドン蔓延っていく。「水からの伝言」」同様、笑いごととして相手にしないでは済まないのだ。誤りを正すべく主張しなくてはいけない。 -第1章 「江戸しぐさ」とは何か -第2章 「親学」とは何か -第3章 親学の社会浸透 -第4章 親学の人脈 -第5章 「江戸しぐさ」「親学」を貫く陰謀論 -第6章 オカルト・ナショナリズムの系譜と教育現場
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なるほど「親学」「江戸しぐさ」が科学的根拠も歴史的事実も何もないデマ・陰謀論から生まれた、ある意味宗教と言ってよいようなイデオロギーであること、そしてそれらのイデオロギーが一部の人間にとって極めて心地よい思想であることから一部の大物政治家や教育関係者から強く支持されていることはよ...
なるほど「親学」「江戸しぐさ」が科学的根拠も歴史的事実も何もないデマ・陰謀論から生まれた、ある意味宗教と言ってよいようなイデオロギーであること、そしてそれらのイデオロギーが一部の人間にとって極めて心地よい思想であることから一部の大物政治家や教育関係者から強く支持されていることはよく分かった。これ自体は驚きであり、危機感を覚えた。その点で本書を読んだ価値は十分にあったと言える。 ただ、タイトルの「日本の教育」の現場においてこれらがどう影響しているかについて具体的に述べられているページは僅かであり、本書はもっぱら「親学」「江戸しぐさ」やそれ以外の有名な陰謀論の成り立ちを紐解き、その出鱈目さを糾弾することに費やされている。これが僕の期待では全くなかったので残念だった。 陰謀論者の主張に丹念に反論していく姿勢はこれが論文なら評価できるが、新書では冗長で退屈に感じた。「江戸しぐさが出鱈目なことはもう分かったよ…」と何度か言いたくなった。それよりも、これらのイデオロギーがどのように教育現場に入り込み、具体的にどのように日本の教育がオカルト化しているのか。本書のタイトルからそこを解き明かしてくれていると思っていただけにそこが期待外れだった。
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江戸しぐさも、親学も、聞いたことはあったが、そうか、宗教か。生長の家。 耳障りいいし、なるほどなあって思うこともなくはなかったし調べたこともなかったが、事実に基づいていないことに間違いはない。 源田先生、いつもありがとうございます。 WGIPについては、それが指示だったのか、...
江戸しぐさも、親学も、聞いたことはあったが、そうか、宗教か。生長の家。 耳障りいいし、なるほどなあって思うこともなくはなかったし調べたこともなかったが、事実に基づいていないことに間違いはない。 源田先生、いつもありがとうございます。 WGIPについては、それが指示だったのか、結果報告だったのかが問題ではないような気がするので、単純に陰謀論に入れてしまうことは怖い気がするけども、何分、原本に当たれないので、そういう話があることだけは頭に入れておこう> 高橋某の本も読んだことがあったが、もともと、生長の家系のやつだったのかあ。菊と刀とかも読んだことないし、本当に、一次資料に当たらないと、どこまで本当なのか分からないと改めて思った。 2018年の著作だが、後書の最後に、統一教会のヤバさにちらっと触れているのが、まいった。
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