1,800円以上の注文で送料無料

「発達障害」と言いたがる人たち SB新書437
  • 中古
  • 店舗受取可
  • 書籍
  • 新書

「発達障害」と言いたがる人たち SB新書437

香山リカ(著者)

追加する に追加する

「発達障害」と言いたがる人たち SB新書437

定価 ¥880

¥110 定価より770円(87%)おトク

獲得ポイント1P

在庫わずか ご注文はお早めに

発送時期 1~5日以内に発送

店舗受取サービス対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!

店舗到着予定

7/1(月)~7/6(土)

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 SBクリエイティブ
発売年月日 2018/06/06
JAN 9784797393415

店舗受取サービス
対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!
さらにお買い物で使えるポイントがたまる

店舗到着予定

7/1(月)~7/6(土)

「発達障害」と言いたがる人たち

¥110

在庫わずか
ご注文はお早めに

カートに追加するカートにいれる

商品レビュー

3.4

21件のお客様レビュー

レビューを投稿

2024/03/18

『発達障害と言いたがる人たち』 著者 香山リカ SB新書 2018年 この本のおおまかな内容は精神科医の香山リカさんが発達障害を取り巻く医療やその周りの人々を扱ったいわば発達障害社会論である。 本書は基本的に発達障害社会論としての内容で進んでいくが、もちろん基本的な発達障害に...

『発達障害と言いたがる人たち』 著者 香山リカ SB新書 2018年 この本のおおまかな内容は精神科医の香山リカさんが発達障害を取り巻く医療やその周りの人々を扱ったいわば発達障害社会論である。 本書は基本的に発達障害社会論としての内容で進んでいくが、もちろん基本的な発達障害に関する知識もちゃんと解説している。それを踏まえた上で、「最近発達障害と診断されたがっているひとがいる。これは一体どういうことなのだろう?」というのが本書の大きなテーマである。 そして、これを明らかにするために、本書は以下3つの流れを歩んでいる。 1そもそも発達障害とは? 2発達障害の激増の要因とは? 3発達障害と診断されたがっている人は何を望んでいるのか? 私なりにだいぶ要約させてもらったが、上記の3つが個人的には重要であると思えた。 1は他の本でも書かれていることなので、2から説明している 著者は発達障害激増の要因として2つのことを挙げている。 1つ目が発達障害そのものが周知されたことにより、診断を受ける人が増えたこと。つまり母数が増えたということである。2つ目がその母数がふえたところに医師の過剰診断という問題も加わったということであるそうだ。過剰診断とは発達障害と診断する必要がないケースまで発達障害と診断してしまっているということである。なぜこのようなことが起こるのか? 著者は精神科医特有の診断の問題を指摘している。どういうことかというと、精神科医の診断では他の分野に比べるとどうしても客観性を重視することが難しくなるようである。心を扱う分野であるので、どうしてもデータが少なく、主観的な判断が入り込まざるおえないということである。今は「操作的診断」と言って、患者の訴えからなるべく客観的な問題を記述、整理していき、ある程度絞り込むというようなことが主流になっているそうであるが、それでも、完全に主観をなくすのが難しいというのが筆者の意見だ。 この2つが主に増加の要因であるそうだ。 では最後に、3を見ていく。 発達障害と診断されたがっている人は何を望んでいるのか?であるが、これには筆者は2つあると考えている。 1つ目が自尊感情の低さ 2つ目が何者かになりたいという病である 1つ目は日常生活で困ったことが起こり、それに逐一対処することができる人はいいが、中にはそれらに対処できず悩みを抱えてしまい、「私には何にもできないんだ」と自尊感情を低くしてしまうということが起こる。そのような人が発達障害という免罪符を手に入れることにより、自分自身を正当化してしまうということだそうだ。 2つ目がなんらかの個性が欲しいと思っている人が発達障害というラベリングをして欲しいと思っているということだ。発達障害の当事者からすれば迷惑極まりない話かもしれないが、ある意味ではこちらは現代を象徴する病の一つであると言える。 この本は「発達障害を取り巻く医療の問題と世間の問題」に関して書いたものであるが、発達障害そのものよりもこちらの方が深刻なのかもしれない。なぜなら、彼らは自分が定型であることを否認し続け、挙げ句の果てには自分自身が存在していることすらも否定するのだろうから

Posted by ブクログ

2023/04/16

生きにくさや周りと上手く行かないことに発達障害という診断を付けてもらいたがる人と、漠然とした診断基準で安易に診断を付けてしまう精神科医がいることに驚く。確かに、何もかもうまくいかない人にとって、それが発達障害のせいであると分かれば気持ちが楽になることも多いのだろうが、その診断を求...

生きにくさや周りと上手く行かないことに発達障害という診断を付けてもらいたがる人と、漠然とした診断基準で安易に診断を付けてしまう精神科医がいることに驚く。確かに、何もかもうまくいかない人にとって、それが発達障害のせいであると分かれば気持ちが楽になることも多いのだろうが、その診断を求めて、ドクターショッピングをするのは違うのではないかと思う。友人にも一人、この診断を受けた人がいるが、その人の診断に関しても疑問を持っていたので、この本で少し腑に落ちた部分があったのは収穫だった。

Posted by ブクログ

2023/03/05

発達障害の基本的なこと、精神科の診断の難しさがわかった。 「発達障害と言いたがる人」は、 「あの人発達障害なんじゃない?とレッテル貼りたがる人 」 「自分はたぶん発達障害だろうと思う人」 の2通りが考えられますが、 後者について描かれたものです。

Posted by ブクログ

関連商品

最近チェックした商品