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死後開封のこと(上) 創元推理文庫
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死後開封のこと(上) 創元推理文庫

リアーン・モリアーティ(著者), 和爾桃子(訳者)

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死後開封のこと(上) 創元推理文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東京創元社
発売年月日 2018/05/31
JAN 9784488297060

死後開封のこと(上)

¥220

商品レビュー

4.8

5件のお客様レビュー

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2024/04/13

この作家の本、日本でもっと翻訳されてほしい..!!読みたい!! Big Little Liesのドラマ版を見て、ここに辿り着きました。 あーあのドラマの雰囲気!この作家の確立されたスタイルを冒頭から感じた。 中年男女の群像劇(主に女性を主人公とする)がまー絶妙にうまい作家です。...

この作家の本、日本でもっと翻訳されてほしい..!!読みたい!! Big Little Liesのドラマ版を見て、ここに辿り着きました。 あーあのドラマの雰囲気!この作家の確立されたスタイルを冒頭から感じた。 中年男女の群像劇(主に女性を主人公とする)がまー絶妙にうまい作家です。 過去にあった男の暴力が女たちを繋ぐというのも共通するかな。 Jackson BrodieシリーズのKate Atkinson が、あの作品で男の暴力の波紋を生きる女たちをすごく強調してアンソロジーとして描いていたことも思い出したんですが... ザリガニの鳴く〜とかにしても、女性の作家さんはすごくそういう女性の社会的傷をしっかり描いてるなあといつも感心します。このモリアーティさんもそうですし。 ところでタイトルは絶対原題の方が良かったなあ。Big Little Liesとも系列が揃うし。 最初は原題がhusbandsでなくhusbandで、secretsでなくsecretであることを不思議に思ってたんですが、読み進めるとなるほど。 言うなれば、水面に投げ込まれた一つの小石が波紋を呼んでいくということなので単数形であってるんですね〜。

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2021/03/11

オーストラリアで作品すべてがベストセラーという作家、リアーン・モリアーティ。 読むのは「ささやかで大きな嘘」に続いて、2作目です。 シドニーに住むセシリアは、明るい性格。 3人の可愛い娘を育て、小学校のPTA会長もやっている。 販売のパートにも励み、かなりの売上を得ているやり手...

オーストラリアで作品すべてがベストセラーという作家、リアーン・モリアーティ。 読むのは「ささやかで大きな嘘」に続いて、2作目です。 シドニーに住むセシリアは、明るい性格。 3人の可愛い娘を育て、小学校のPTA会長もやっている。 販売のパートにも励み、かなりの売上を得ているやり手。 何も困ったことなどないように見えるセシリアだったが、実は夫との関係に悩んでいました。 夫は名家の出で優秀で仕事もできる上にハンサム、しかも穏やかな性格。 だが時折急に気分が変わって暗くなり、長年連れ添う妻にもよくわからない行動を取るのだ。 しかも、最近はセックスレス‥ 気にしすぎないほうがいいかと思いつつ悩むセシリア。 そんな夫の留守中、屋根裏で「死後開封のこと」という封筒を見つける。 夫に電話して聞いてみると、冗談めかした返事があったが、出張先から即座に戻ってきた。 なにか重大な秘密があるのか‥? 一方、シドニーの実家に戻ってきたテスも、悩みを抱えている。 そして、小学校の秘書レイチェルは、亡くなった娘のことで今も関係者を疑っています。 そんな3人の女性の人生が交錯した時‥?! どこにでもいそうな女性に降りかかった思いがけない出来事。これまで信じてきたことが壊れていきそうな… そんな興味をひくテーマを、現実味たっぷりに描いていく筆さばきに感嘆します。 警察や探偵が出てくるようなミステリではありませんが、一体どういう事情だったのか、考えさせられます。 そして、どうなる? とにかく面白い!

Posted by ブクログ

2020/12/16

表紙の絵のように、三人の女性が入れ替わり主軸となる。普通に過ごす普通の人生。基本的に子供がいて、わらわらばたばたしながらも女を満喫している。話が進むに連れ、この人達同士、じわじわと幅寄せしてきて、お互いの陣地に入り込んでくる。それが自然。最初は登場人物多すぎ!ヤメテ!と思ったが、...

表紙の絵のように、三人の女性が入れ替わり主軸となる。普通に過ごす普通の人生。基本的に子供がいて、わらわらばたばたしながらも女を満喫している。話が進むに連れ、この人達同士、じわじわと幅寄せしてきて、お互いの陣地に入り込んでくる。それが自然。最初は登場人物多すぎ!ヤメテ!と思ったが、意味なく増えない。ちゃんと物語の軸になる人しか出てこない。話の繋ぎ方がリレーバトンのように滑らかで、自分は非常に読みやすかった。専門知識だけひけらかして、だからなんなの?っていうミステリ多い中、この作品は好感持てるなあ。

Posted by ブクログ