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宮廷神官物語(二) 角川文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2018/05/25 |
JAN | 9784041067918 |
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宮廷神官物語(二)
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商品レビュー
4.4
16件のお客様レビュー
2人のすれ違いがつらかった でも、どんなときも真っ直ぐな天青にあっという間に持っていかれる こんな素直な子に育つにはどうしたらいいんだろう
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勢いに任せて二巻まで読んでしまった…!スルスル読めるからめちゃくちゃ速い!! 鶏冠と天青の拗れ(?)だったり曹鉄のスパダリ感だったり、とても面白かったです!!!
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
久しぶりに面白い小説に出会った!と1巻でも思ったけど、シリーズの勢いは1巻だけでは評価し切れないと思いながら読んだ2巻。 うん、面白い。 シリーズものは登場人物も多くなるが、2巻目にしてまだ多いというわけではなく、1巻で馴染んだキャラクターたちに、さらに2巻でそれぞれに対する愛情も湧き、全ての登場人物に対しての感情移入をしてしまう。 キャラクターへの読者の愛着の湧き方もそうであるけど、物語の流れ、スピーディーさ、 時に残酷な描写も物語の緩急のために入れてくるあたり、すごくいい。 読みやすくて、焦ったさもなく、それでいて伏線が下手くそということもない、気持ちのいい作品だなあと思います。 それゆえに1巻がすんごい薄いんだけどね、シリーズまだ続くからまだまだ序章なのだろうねと思ってる。 ここからネタバレ。 先に書いた『伏線が下手くそということもない』というものの1つが、 天青が初めて山の中で櫻嵐・紀希に出会ったシーンの後、鶏冠のもとに乱麻が訪れ、延珠氏の姫君が島流しにはなっていなかったと判明したシーン。 ここで多くの方が、天青が出会った紀希がその姫君であると想像したと思う。 私もそう思った。 そのままの流れで鶏冠はその山へ向かうことになり、紀希に対して「姫」と頭を下げるわけである。 スッキリと姫君を元の人生へと戻らせる話の流れの軽快さに、ジリジリとした焦ったさもなく、読む側としては「あっぱれ!榎田ユウリ」と思ったし、 何より実は姫は男装していた櫻嵐であるという種明かしにも「あっぱれ!」 我々読者と鶏冠は同時に、榎田ユウリ(及び櫻嵐)にしてやられたわけです。 男装していた女性というのは、1巻で女装していた王子や鶏冠の流れも汲みしていて、読者としてはなんとなく懐かしさというものも感じるし、 それにより一泡ふかされた笙玲の描写は、すっかり天青に感情移入している読者にとっても溜飲が下がるシーンになった。 この1シーンに詰まった要素がこれだけ多いのに、 情報過多にならない書き方がすごく好みです。 この1シーンだけで語るものが多いけれど、 この1冊を通しての、さらなる鶏冠と天青の絆の強さにほっこりさせてもらったし、 天青に待ち受けている運命に対しても、想像するものがあった。 同時に、天青は天青で成長していることが伝わるラストに、鶏冠と同じように私も弟(というか子供?)を見るかのように感慨深くなりました。
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