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マンゴー通り、ときどきさよなら 白水Uブックス218海外小説の誘惑
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 白水社 |
発売年月日 | 2018/05/19 |
JAN | 9784560072189 |
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マンゴー通り、ときどきさよなら
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商品レビュー
4.5
4件のお客様レビュー
くぼたのぞみさんを人間として信頼している。 自分が本当にいいと思うだけでなく、紹介しなくてはならないという使命感を持って翻訳に取り組んでいると感じる。英語以外の言語も複雑に混じりあった、歴史的・政治的背景も熟知していないと訳せない作品を、すばらしい日本語にされている。 クッツェー...
くぼたのぞみさんを人間として信頼している。 自分が本当にいいと思うだけでなく、紹介しなくてはならないという使命感を持って翻訳に取り組んでいると感じる。英語以外の言語も複雑に混じりあった、歴史的・政治的背景も熟知していないと訳せない作品を、すばらしい日本語にされている。 クッツェーのような知的で複雑な男性の作品の訳も良いけれど、アディーチェやこのシスネロスのように、自分を変えたい、ここから抜け出したい、でもここにいる人たちを愛する心を否定できない、というような女の子の思いをイキイキと訳すのも上手い。 解説もすばらしいので、あれこれ書く必要はないけれど、こういう話、普遍的なものだと思う。ちょっとオツムの足りない可愛い女の子が、男たちのいいように扱われてしまうような、何てことない喧嘩や暴走であっさりと命を奪われてしまうようなヤンキー過多の日本の田舎町でもよくある風景だと思う。 でも語り手のエスペランサは泣いてばかりの女の子じゃない。自分で自分の人生を切り開くって信じてる。そこが、物語に明るさと希望を生んでいる。 マンゴー通りを離れても、やっぱり心はときどき帰って来るよね。 BGMはTom Waits の In the neighborhood
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50ページくらいから人物たちが動き出していった感じ。 ●「わたしは 海のうえの/波のようになりたい/風のなかの雲のようになりたい/でもわたしはわたし/ある日 このからだから/飛びだしていくの/百のヴァイオリンみたいに/空を震わせて」
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