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ヴィルヘルム2世 ドイツ帝国と命運を共にした「国民皇帝」 中公新書
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2018/05/18 |
JAN | 9784121024909 |
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ヴィルヘルム2世
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ドイツ帝国最後の皇帝、ヴィルヘルム2世の評伝。 帝国の隆盛と斜陽へと向かう様子とともに、当時の国際情勢などを交え、ヴィルヘルム2世の「カイゼル髭」と称されるような威厳のある皇帝の姿を描き出す。 ひとつの劇的な人生物語を読んだ気持ちだった。 生い立ちがどれくらい影響したかは、...
ドイツ帝国最後の皇帝、ヴィルヘルム2世の評伝。 帝国の隆盛と斜陽へと向かう様子とともに、当時の国際情勢などを交え、ヴィルヘルム2世の「カイゼル髭」と称されるような威厳のある皇帝の姿を描き出す。 ひとつの劇的な人生物語を読んだ気持ちだった。 生い立ちがどれくらい影響したかは、はっきりわからない。 しかし、子どものころに受けたスパルタ教育や母との確執もあり、イギリスへの憎しみ・反発はあっただろう。そして、同時に、イギリスへの憧れ、愛着もあり、イギリス風の政治を取り入れようとした。 それが、晩年、イギリスを意識し過ぎて海軍増強に力を入れ過ぎた。結果、周辺諸国の均衡を崩し君主制の崩壊を早めてしまう皮肉。 高すぎる自己顕示欲、高慢、多すぎる(そして、深刻な)失言の数々。 筆者は”生まれる時代を間違えた王様”と評するが、“生まれた時代も場所も間違えた王様”のような悲哀を感じる。 しかし、生まれるべくして生まれ、第2帝国をよくも悪くも導いた皇帝の姿である。 意外に、ヴィルヘルム2世についての評伝が少ないことにも驚き。 もちろん、本国にはたくさんあり、日本においてもあるようですが、入手しにくい状況だったりするので、『ヴィルヘルム2世』(中公新書)は、個人的には、手がかりになる1冊になるのではないか、と。
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ヴィルヘルム2世の評伝。小説を読むように面白く流れていく。著者の筆力に脱帽。時代とともに振り回されつつも、つくづく幸せな人生を鑑みる。こういうリーダーは結構いる。
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ちょうど百年前に退位・亡命したドイツ最後の皇帝の評伝。人生がとてもドラマチックで引き込まれる。 ビスマルクとともにドイツ統一を成し遂げた祖父のヴィルヘルム一世の後,父フリードリヒ三世の治世が僅か百日で終わって即位というのも劇的。 その皇帝個人を軸にして第二帝国の隆盛と落日を辿る。...
ちょうど百年前に退位・亡命したドイツ最後の皇帝の評伝。人生がとてもドラマチックで引き込まれる。 ビスマルクとともにドイツ統一を成し遂げた祖父のヴィルヘルム一世の後,父フリードリヒ三世の治世が僅か百日で終わって即位というのも劇的。 その皇帝個人を軸にして第二帝国の隆盛と落日を辿る。特に落日が詳しく,主人公の晩年と併せて哀愁を誘う。 ロシア最後の皇帝ニコライ二世は義理の従弟で,ウィリー,ニッキーと呼び合う仲。その従弟はロシア革命で銃殺されてしまっているから,さすがの権威主義者も退位・亡命の道しかなかったのだろう。本書冒頭で紹介される,一次大戦開戦時の演説が彼の絶頂期だった。 「ホーエンツォラーン家」って表記には初めて接したけど,めちゃくちゃ良い本だった。 (「ホーエンツォレルン家」の方がなじみがある)
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