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ツァラトゥストラはかく語りき(文庫版) まんが学術文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2018/05/11 |
JAN | 9784065111765 |
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ツァラトゥストラはかく語りき(文庫版)
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商品レビュー
2.8
7件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ニーチェをこれまで読んだことがなく、この本が初めてだったため、この漫画での解釈が正しいのかは分からないけれど、なんとなくエッセンスは掴めたような気がする。 極端かもしれないが、この社会は欺瞞に満ちており、神は人類が作り上げた妄想に過ぎず、ニヒリズムに屈した末人がまぁまぁの生活に満足し社会を支えている。この世は巧妙に搾取する社会システムになっている、このように解釈した。 これを読み、末人として生きていくのか、それとも超人を目指すのか、という問いが自分自身に突きつけられた気がした。 永劫回帰という考え方に触れられたことで少し勇気をもらえた気がする。 今回この漫画を読んでエッセンス自体は掴めた気はしたが、やはりこの本だけでは理解が不足していると思うのでオリジナルを読みたいなと思った。 また、これまでの用語の解釈を少し間違えていたようなのでこの機会に再度確認してみようと思う。 ▼用語確認 ルサンチマン 〘 名詞 〙 ( [フランス語] ressentiment ) 怨恨、遺恨、復讐感情。 特に、ニーチェの用語で、弱者の強者に対する憎悪をみたそうとする復讐心が、内攻的に鬱積した心理をいう。 ニヒリズム 虚無主義や価値喪失を意味し、重要な価値や生きがいなどが虚しく価値がないという後ろ向きなメンタリティを指す。 末人 憧れを持たず傲慢とルサンチマンに身を委ねて生きる人間を指す。 超人 永遠回帰や生きている価値がないという事実に負けて無気力になるのではなく、まずその現実を直視し、自分の運命を愛する強い存在。 永劫回帰 経験が一回限り繰り返されるという世界観ではなく、超人的な意思によってある瞬間とまったく同じ瞬間を次々に、永劫的に繰り返すことを確立するという思想。 (苦しい過去も楽しい過去もすべて肯定的に捉え、その過去を踏まえてこれから最善の行動をとるべき。) ▼目次 第1章 神は死んだ 第2章 ニヒリズムと末人 第3章 永劫回帰と超人
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古典を漫画で分かりやすく読むということが価値の本。たぶん原作の時代背景、求道の描写があってこその、メッセージなんだろうな。このストーリーだと、割と普通じゃん?という感じ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
動物にとって諦めは死を意味する。人間はあきらめても死なない世界をつくった。頑張らなくてもいい世界で楽をして生きることはかりを考えている人間、それが「末人」。 負けゲームの永劫回帰が嫌なら、どこまでもチャレンジし続ける必要がある。
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