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明治維新とは何だったのか 世界史から考える
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明治維新とは何だったのか 世界史から考える

半藤一利(著者), 出口治明(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 祥伝社
発売年月日 2018/04/01
JAN 9784396616489

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明治維新とは何だったのか

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商品レビュー

4.3

24件のお客様レビュー

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2024/09/01

教科書で習った薩長史観の問題点を見事に説明した良書。 筆者両名がいわゆる賊軍地域の出身だが、私には非常に客観的な内容に感じられた。 阿部正弘が幕府で開国、富国、強兵をグランドデザインとして描いた話、そしてそれを実行した話は初耳。本人は先が見えるから、広く意見を集めたのも、皆んな...

教科書で習った薩長史観の問題点を見事に説明した良書。 筆者両名がいわゆる賊軍地域の出身だが、私には非常に客観的な内容に感じられた。 阿部正弘が幕府で開国、富国、強兵をグランドデザインとして描いた話、そしてそれを実行した話は初耳。本人は先が見えるから、広く意見を集めたのも、皆んな開国しかないという結論に落ち着くはずだいう思いがあったのではというのは納得。ソ連のゴルバチョフになぞらえたのもわかりやすい。 色々あったにせよ、せっかく幕府と朝廷が開国で一致した時に、そうはさせるかと薩長が暴力革命に動いた。本当に尊王開国がやりたいのであれば、公武合体でも良いはずだが尊王討幕に動いたのは関ヶ原からの積年の恨みを晴らす機会だったというのもあながち間違ってないのかもしれない。 戊辰戦争はやらなくてもよかった復讐の為の戦争。 維新という言葉も薩長革命の正当化、吉田松陰の神聖化も伊藤博文と山縣有朋の正当化という視点も納得。 ただ明治政府が開国、富国、強兵政策で江戸時代に世界に遅れをとったのをたった数十年で取り返したのは、勉強をして世界を知った人達のおかげ。 明治維新の評価に見直しをかける動きがある今、賛否両論の本を何冊か読みたくなった。

Posted by ブクログ

2024/03/21
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※このレビューにはネタバレを含みます

「維新」とは新政府が後につけた正当化の呼び名。阿部正弘のグランドデザインと引き継いだ大久保。伊藤、山縣の権威付けに利用された吉田松陰(この人へも低評価)。統帥権が西南戦争からの山縣の発想で帝国憲法前にできていたとは知りませんでした。世界を見てきた者と内しか知らない者。権力に対する執念の有無。これまでは新政府側からの時代小説やドラマで語られることの多かった「明治維新」。確かに最近幕府側からのストーリーも増えてきましたね。その方が公平で立体的に考察できますね。やはりこの時代は面白い。お二人の対談、グッド。

Posted by ブクログ

2022/07/03
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※このレビューにはネタバレを含みます

全体を通してめちゃくちゃ面白かった!! 読みやすい。 賛否両論あるんでしょうが、 明治維新が教科書だけで記されるような輝く歴史ではないとは思うので、その辺りもきちんと理解できる歴史書になっているかと。 第1章: ペリーのルートが那覇→小笠原諸島→江戸 江戸がダメなら、沖縄か小笠原諸島を港にしようと目論んでいた。 ペリーの来た理由: これまでは、蒸気船の燃料である石炭の補給地、捕鯨船の寄港地にしたかったというのが最有力だったが、それよりはシーパワー=自分達の国益のために太平洋航路を開く、というのが最大の目的という見方。 日本人の、「起きて困ることは起こらない」という見方も面白いなぁ。太平洋戦争も同じという半藤氏。 阿部正弘の開国への決断、有為な人材登用、講武所などの作成が、明治維新の「開国、富国、強兵」のグランドデザインを描いたという見方も面白い。 ただ先鋭的すぎて、民への意見も求めた結果、尊皇攘夷派が台頭してきたというのも、 なるほどそういう見方もあるか、と。 本当にこの人が長生きしてただけで歴史は変わったんやないやろうか。 第2章:賛否両論あるんやろうが、薩長が関ヶ原以来の幕府への恨みという一点だけで繋がり、明治維新という名の武力革命を起こしたというのは 面白いなぁ。 というか、そんなに長い恨みを持てるのか人は、とも思うんだが(笑)正月挨拶のたびに、殿、(関ヶ原の)仇討ちはまだですか、と聞いてたという話も面白い。 あと、ビジョンや理想を描くのが得意な人と、それを実現するのが上手い人とは分かれるというのも納得。坂本龍馬や大久保利通は後者だったと。やっぱり西郷さんはその点、理想主義なんやろうな。。 毛沢東と似ているというのはなかなか納得。笑 第4章:シビリアンコントロール(軍人以外が軍隊に対して最高指揮権を持つ。文民統制) が、山縣有朋が西南戦争をきっかけに外していったとは。 直接的でなくても、これが軍事国家に向けての伏線になっていったのは納得。

Posted by ブクログ

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