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物語を忘れた外国語
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2018/04/26 |
JAN | 9784103517214 |
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物語を忘れた外国語
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商品レビュー
3.8
16件のお客様レビュー
外国語学習者の方のブックリストを見ると、黒田氏の名前をよく見かける。 それほど面白いのかなと自分も試してみたが、本書はそこまで夢中になれなかった。 著者の外国語と文学にまつわるエピソードを短編にしたもの。 外国語学習の一環として、文学(ここでは学習言語の原書や日本文学の翻訳作品...
外国語学習者の方のブックリストを見ると、黒田氏の名前をよく見かける。 それほど面白いのかなと自分も試してみたが、本書はそこまで夢中になれなかった。 著者の外国語と文学にまつわるエピソードを短編にしたもの。 外国語学習の一環として、文学(ここでは学習言語の原書や日本文学の翻訳作品)を読まない学習者が目立つ。小説の抜粋を切り張りしただけの教材を勉強するのなら、オリジナルをフルで楽しんだ方が良いに決まっている。これが本書における著者の持論だ。 この言い分は頷ける。自分も現代文の過去問(特に小説)を解いていると「面白すぎて続きを読みたい」という思いに何度も駆られた。原書がダメでも、(著者が述べているように)邦訳や映画版から入ればストーリーを把握する手間は省けるし、あわよくば語彙だって増えてくれそう。 「夢中になれなかった」と書いたのは、 ①発言が二転三転している箇所があった ②著者が「面白い」と紹介していた作品がほとんど廃刊になっていたり、図書館の蔵書にもないことを知ったから。 ②が単純な理由であることは認める。(何様~_~;) ①に関しては、今も頭の中を整理するのに必死だ。エッセイならではかは知らないけど「一つの章でこれを書いて、こちらの章ではこれを書いて…」という思い付きっぽい書き方が引っかかり、自分の中で内容がまとまらなかった。 ある章では、 「外国語学習は長編小説に限る。全て理解できずとも辞書なしに先へ進むことで、全体像を掴めるかもしれない。ハードルが高ければ映像であらすじを把握。面白ければ原作へGO!」 と述べているのに対し、別の章では 「外国語に触れることが目的ならば、映画の方が優れているかもしれない」 と断言しちゃってる。 その章は本と映画版の利点がお題であったが、結局「どちらか自分が合う方を選べ」と言いたかったのだろうか?映画版も引き合いに出したいのなら、せめて本の方を連想させる「文学」ってワードを出さないで欲しい。 愚痴みたいになって恐縮ですが、まだまだろ過に手間取りそうです>_
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久々にじっくり再読したらやはり面白かった。同年代の黒田センセは私と児童書の好みが似ていて勝手に親近感を覚えているのです。特にリンドグレーン好きなところ、ファーブルやシートンに興味がないところなんかが。細雪に登場するロシア人は実はウクライナ人ではないかなんて著者ならではのするどい読...
久々にじっくり再読したらやはり面白かった。同年代の黒田センセは私と児童書の好みが似ていて勝手に親近感を覚えているのです。特にリンドグレーン好きなところ、ファーブルやシートンに興味がないところなんかが。細雪に登場するロシア人は実はウクライナ人ではないかなんて著者ならではのするどい読みで今のご時世もあいまって興味深かった。
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物語を通じて、言語学と語学を語る本。 表紙のようなふんわりした伸びやかなイメージとは非なるものであった。笑 著者はいろんな言語に造詣があり、扱えるレベルも差がある。 しかしながら、言語習得の過程がなかなか面白い。 自分が興味があり、内容を知っている本の、外国語版を読むことで理解...
物語を通じて、言語学と語学を語る本。 表紙のようなふんわりした伸びやかなイメージとは非なるものであった。笑 著者はいろんな言語に造詣があり、扱えるレベルも差がある。 しかしながら、言語習得の過程がなかなか面白い。 自分が興味があり、内容を知っている本の、外国語版を読むことで理解を深めていくスタイルだ。 映画も、字幕や音声の組み合わせを変えて何度も見たりと、日本の外国語学習が面白くない身としては「なるほど」と思ってしまう。 単語も全てわかろうとしなくて良い、という記述にも天から光が差したようである。 紹介されていた物語自体はほぼほぼ知らず読まずのものばかりだったので、 学習法が参考になったかな。
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