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会計の再生 21世紀の投資家・経営者のための対話革命
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 中央経済社 |
| 発売年月日 | 2018/04/14 |
| JAN | 9784502240515 |

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投資家にとって財務報告の有用性に疑問を呈し、新たな会計の在り方を問う。 前半の有用性の検証は極めて多角的かつ学究的で面白い。USスチールの1922年と2012年の財務報告形式はほぼ同じ、だが会計は約100年の間により厳密性と複雑性と即時性を増している。(FASBやIASBに言わせ...
投資家にとって財務報告の有用性に疑問を呈し、新たな会計の在り方を問う。 前半の有用性の検証は極めて多角的かつ学究的で面白い。USスチールの1922年と2012年の財務報告形式はほぼ同じ、だが会計は約100年の間により厳密性と複雑性と即時性を増している。(FASBやIASBに言わせれば)会計は進化しているのに、本来投資家にとって有用性を提供するための開示のはずがその有用性を失っている。 著者はそれに対して戦略的資源・帰結報告書(Strategic Resouces&Consequences Report:SR&CR)というものを提案している。日本国内だと決算発表でダッシュボードやKPIsを説明する企業も多くSR&CRと類似するものが見られるが、米国の10Kや決算発表はなかなか有用性に乏しい。現代の会計の問題(無形固定資産の中心化、経営者任せの主観的見積、複雑性や実態乖離)に対し、投資家目線での将来の企業価値に重きを置いた具体的提案と言えよう。もちろん業種によってフォーマットが異なる、ピュアプレイヤーはいいとしてコングロマリットはどうするのか、競争力を生み出す戦略的資産は結果論的なミネルヴァの梟的性質を持つので投資している時点ではわからない、などなど課題は色々あれば、初めの一歩を踏み出す意欲的取り組みである。ひょっとすると営業CF+費用処理-資本的支出-株主資本コストの財務指標から改革するのが統一性もあってよいのかもしれない。 なお監訳は伊藤邦雄先生。途中まで気付かずに読んでいたが、そりゃ面白いはずだ。ファイナンス・アカウンティングに携わる方は教養の一環として読むと楽しめる一冊。
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とても面白かったです。会計基準で計算された利益などの指標が、いかにピンボケしていて株価の動きと乖離しているのか、アナリストもますます財務指標としての利益を重視しなくなっているということを、実証的に示した本になります。確かに現実を見ると、たとえばGAFAと呼ばれる巨大IT企業や、エ...
とても面白かったです。会計基準で計算された利益などの指標が、いかにピンボケしていて株価の動きと乖離しているのか、アナリストもますます財務指標としての利益を重視しなくなっているということを、実証的に示した本になります。確かに現実を見ると、たとえばGAFAと呼ばれる巨大IT企業や、エアビーアンドビーなどデジタルサービスを提供する企業は、赤字であったり利益が小さかったとしても株価は高値が続いています。 著者は現在の会計基準の問題点を3つ挙げています。それは(1)無形資産の不可解な会計処理、(2)会計はもはや事実に関するものではないこと、(3)簿外事業が企業価値にますます影響を及ぼしていること、です。(1)については、例えばR&D支出が資産ではなく費用として計上されることがあります(一部は資産計上できますが)。R&Dは新商品のアイデアやノウハウなど無形資産を構築しているのに、会計上は、費用として利益から一括して控除されるので、同額を有形資産(機械など)に投資するよりも見た目上利益は減るわけです。現在の会計基準は、工場や機械などの有形資産に投資をして付加価値を生み出す、産業資本主義型の企業を念頭に置いたものであって、人材やノウハウ、ソフトウェアなど目に見えない無形資産が経済の中心になりつつあるのにそれを軽視している、という指摘です。(2)について、現在の会計基準では経営者による見積もりがいろいろな費目に影響を及ぼしていて、もはや事実(ファクト)を表していないという指摘です。減価償却費、貸倒引当金、年金費用などがその代表例になるでしょう。(3)について、たとえば開発中の医薬品やソフトウェアがどのくらいあるのかという情報は、財務諸表に記載すべき必須項目ではありませんが、未来の利益を予想するうえで極めて重要な情報になりますし、ゆえにアナリストはカンファレンスで経営者にこのような質問をするのです。 そのうえで著者はこれらの課題を解決すべく「戦略的資源・帰結報告書(SR&CR)」なる報告書を提唱します。この報告書の良し悪しはともかく、会計の有用性が著しく低下している現状を実証分析で示し、その代案についても案を提示したという意味で、著者らには拍手を送りたいと思います。1点、原題は「The End of Accounting:会計の終焉」というかなり過激なタイトルなのですが、訳者らは過激なタイトルを嫌ったのか、将来への期待を込めてかわかりませんが、日本語のタイトルを「会計の再生」と柔らかくしてしまいました。私は個人的には、著者の強い憤りも含めて、原題に忠実な日本語タイトルにすべきだったのではないかと思いました。
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内容自体は勉強になった。しかし、(訳者が8人に及ぶせいか)翻訳の雰囲気が章ごとに大きく変わっている気がする。読みやすいとは言えない。
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