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彼女がエスパーだったころ 講談社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2018/04/13 |
JAN | 9784062938945 |
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彼女がエスパーだったころ
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商品レビュー
3.4
23件のお客様レビュー
短編集でした。 後半になってようやく主人公が同じだったことに気づきました。 淡々とした語り口。 しかも、登場人物が重ねて出てきていた。 悪くはない。
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過去にテレビでスプーンを自由自在に曲げ、エスパーとして名を馳せた千晴。結婚した夫はマンションから転落死してからは、外との交流を遮断して、愛犬のテルミンと暮らしていた。その千晴がインタビューに応じるという…。 サルの習性、超能力(スプーン曲げ)、ロボトミー手術、『水からの伝言』問...
過去にテレビでスプーンを自由自在に曲げ、エスパーとして名を馳せた千晴。結婚した夫はマンションから転落死してからは、外との交流を遮断して、愛犬のテルミンと暮らしていた。その千晴がインタビューに応じるという…。 サルの習性、超能力(スプーン曲げ)、ロボトミー手術、『水からの伝言』問題、ホメオパシー、洗脳といった、現代ネットで受けそうな話題を題材に、最大限の皮肉を交えながら描くSF短編集。 最後の作品を除いて、ほとんどが雑誌の記事のような俯瞰した視点で描かれ、テーマがテーマなだけに、現象も読者も突き放すような、ニヒルと言うよりはスノッブと言うか冷笑が似合うスタイルである。 そのせいか、誰かがどうにかするのだろうと1作目を読みかけて、つらつらと(作品内の)事実を垂れ流しているという印象を受けてしまい、どこに視点を置くかが分かりづらくて、最初はかなり読みにくい。 『水からの伝言』あたりから、人が見え始めてわかりやすくなってきたものの、のめり込んでしまう前に終る印象だな。最後の作は、人に視点を置かれてしまって逆に読みにくかった。 実際にあった事件や問題をうまく絡めており、いろんな資料に当たって書かれており、それらが作品中で単なる引き写しにならずに血肉になっているところは素晴らしい。 ただ、のめりこめない。なぜか。 おそらく、どの現象も信用できないという作者のスタンスにあるのではないかと思われる。批判なら批判側に徹底的に感情移入させるように書かれていればよいのだが、そういう書き方もされないので、単にバカげた現象を第三者として紹介するような小説になってしまった。 単品としてはそれぞれ読むところがあるが、その冷笑をまとめて読むと、まあ胸焼けするのである。 この人は、長編を読んでみるべきかな。
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真偽の怪しい”似非科学”周辺の人々を巡る物語集。 題材は、スプーン曲げからありがとう水、レメディなど。その周辺事件を取材するライターを中心に進む。 似非科学を語る人々は一般社会で軽くあしらわれがちだけど、その心情・状況が丁寧に書かれる。 「それ」はないかもしれないけどあるかもし...
真偽の怪しい”似非科学”周辺の人々を巡る物語集。 題材は、スプーン曲げからありがとう水、レメディなど。その周辺事件を取材するライターを中心に進む。 似非科学を語る人々は一般社会で軽くあしらわれがちだけど、その心情・状況が丁寧に書かれる。 「それ」はないかもしれないけどあるかもしれない、確かにあるのは「それ」に関わる人の気持ちというか。 白黒つけて終わりではない、灰色の部分を感じながらも生きていく、人間の営みへのやさしい視点が感じられた。
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