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侯爵令息は意地っ張りな令嬢をかわいがりたくて仕方ない 蜜猫文庫
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侯爵令息は意地っ張りな令嬢をかわいがりたくて仕方ない 蜜猫文庫

山野辺りり(著者), ことね壱花

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侯爵令息は意地っ張りな令嬢をかわいがりたくて仕方ない 蜜猫文庫

定価 ¥803

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 竹書房
発売年月日 2018/04/21
JAN 9784801914469

侯爵令息は意地っ張りな令嬢をかわいがりたくて仕方ない

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2021/01/10
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※このレビューにはネタバレを含みます

シリルの言じゃないけれど、これ普通に元婚約者と親友が悪いと思う。 元婚約者(話の冒頭時点では婚約者)寝取って子供まで作っておいて、二人に当初はお咎めがなく、クローディアばかり割り食っている状況。 彼女がまた酷く真面目で、生まれてくる子供には罪がないからと抱え込む始末。 お人好しにも程がある。 自分で自分の首を絞めているのだから、さぞかし生き難いことだったろう。 そりゃお酒で箍が外れたら、本音ぶちまけの甘えたになるのも分かる。 晒した相手が悪かったが。 シスコンを拗らせ気味のシリルが評判通りの女たらしでなかったのは、個人的には少し意外だった。 女性に慣れてそうではあったけれど。 初顔合わせでキスマークつけてるわ、女の化粧の匂い纏わせてるわで、堅物なクローディアでなくとも誤解しそうな登場だったが、この件の答え合わせが予想の斜め上で爆笑した。 意外に彼、苦労人である。 ただ自称紳士というほど紳士という訳ではなかった。 多少は我慢したけど、一線越えてからは手段も場所も選ばなくなったし。 よそ様のお宅でまで盛るでない。 彼女がいなかっただけで半狂乱だったみたいだし(その場面を見てみたかった!)基本クローディアを転がしている側ではあるが、実際に転がされている側かもしれない。 また彼の妹が本当に天使で、そりゃ兄がシスコン拗らせるよなという。 妹嬢がほぼ無条件でクローディアに懐いてくれたのも、彼女の傷を癒す一助になっただろう。 「自分は可愛くない」と思い込んでいた(思い込まされていた)クローディアをこの兄妹が変えてくれたのは、本当によかったと思う。 身分差も力技でカバーできたし(そしてシリルがまた苦労を背負い込む)後は幸せになってくれと願うばかり。 元婚約者はざまあ状態だし、スカッとできるラストでよかった。 個人的にはフランシスの話も読んでみたいなと思いつつ。 と思ったら、フランシスとシリルの妹嬢のお話も本になっているんですね。 今気づいた。 これは読まねば!

Posted by ブクログ

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