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小萩のかんざし いとま申して 3
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
| 発売年月日 | 2018/04/06 |
| JAN | 9784163908229 |
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小萩のかんざし
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商品レビュー
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6件のお客様レビュー
作者の父親の日記に基づく三部作の完結編。 前二作の内容を余り憶えておらず、序盤の国文研究周辺の流れを掴むのに苦労したが、流れに乗ってしまえば、主人公の心の動きや時代の流れ、折口信夫周辺の動きなど、丁寧に掘り下げられていて、引き込まれる。 三部作を書くに当たっては、関連する文献...
作者の父親の日記に基づく三部作の完結編。 前二作の内容を余り憶えておらず、序盤の国文研究周辺の流れを掴むのに苦労したが、流れに乗ってしまえば、主人公の心の動きや時代の流れ、折口信夫周辺の動きなど、丁寧に掘り下げられていて、引き込まれる。 三部作を書くに当たっては、関連する文献を克明に読み込んだのだろう。 三冊をまとめて通読すれば、より深く感慨を覚えると思う。
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筆者の父の残した日記を軸に、折口信夫や横山重にまつわる記録をひもときながら過去を描写していく。100年も経っていないくらいのことでも、私のような昭和最後のころの生まれにとっては遠い遠い昔のようで想像を超えている。昭和初期の戦前期というのはそれだけ特異な時期だったのだろうか。本書の...
筆者の父の残した日記を軸に、折口信夫や横山重にまつわる記録をひもときながら過去を描写していく。100年も経っていないくらいのことでも、私のような昭和最後のころの生まれにとっては遠い遠い昔のようで想像を超えている。昭和初期の戦前期というのはそれだけ特異な時期だったのだろうか。本書の終盤は本当に急かされるように切なくなりながらページをめくった。結びに挙げられた、仏足石の歌が印象に残る。「御足跡(みあと)作る 石の響きは 天(あめ)に到り 地(つち)さへゆすれ 父母がために 諸人(もろびと)のために」。
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折口信夫を敬慕しながら取巻きとは認められなかった演彦氏の微妙な立ち位置を鮮明にするために、横山重が副主人公として描かれたのだろう。こんな人がいたのか。本、というより書籍と言った方がいいのか、その重みが違う。演彦さんの妹の友達とのお付き合い、恋と言っていいのかな、北村さんも作家なら...
折口信夫を敬慕しながら取巻きとは認められなかった演彦氏の微妙な立ち位置を鮮明にするために、横山重が副主人公として描かれたのだろう。こんな人がいたのか。本、というより書籍と言った方がいいのか、その重みが違う。演彦さんの妹の友達とのお付き合い、恋と言っていいのかな、北村さんも作家ならば詳しく突っ込んで書くべきだろうが、やはり両親への遠慮があったのだろう。関東大震災に比べ太平洋戦争はあっさり流された感が。経済的に困っているのに、外食観劇旅行にお金を惜しまないとは、当時の都会のインテリとはそういうものか。兄嫁を責められない。新村氏のフルネームを明らかにしないのも配慮か。えんひこは少なくとも友には恵まれたな。
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