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ザ・ヘイト・ユー・ギヴ あなたがくれた憎しみ 海外文学コレクション
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ザ・ヘイト・ユー・ギヴ あなたがくれた憎しみ 海外文学コレクション

アンジー・トーマス(著者), 服部理佳(訳者)

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ザ・ヘイト・ユー・ギヴ あなたがくれた憎しみ 海外文学コレクション

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩崎書店
発売年月日 2018/03/24
JAN 9784265860432

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ザ・ヘイト・ユー・ギヴ

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2024/05/16

この本に出会えてよかった。 私は知らないことが本当に多い。 人種差別の問題について、知って考えるきっかけをくれる本だと思う。 この本は少し前から本棚にいたが、NHKの映像の世紀_stranger fruits を見て、今読むべきだなと思って読了。 16歳の少女スターは、目の前...

この本に出会えてよかった。 私は知らないことが本当に多い。 人種差別の問題について、知って考えるきっかけをくれる本だと思う。 この本は少し前から本棚にいたが、NHKの映像の世紀_stranger fruits を見て、今読むべきだなと思って読了。 16歳の少女スターは、目の前で幼馴染を警官に射殺されてしまう。殺されてしまったカリルの問題に対して、世間の見方は本当にそれぞれ。たくさんの常識がぶつかり合っている。その中で、心に深い傷を負いながらも、恐怖を抱えながらも、正しい行いが何か、スターは向き合っている。 また、スターが通っているのは白人の子供たちが多く在籍する学校で、クリスという白人の彼氏がいる。生まれ育った街での自分、学校での自分。あまりに違う環境を行き来するスターの葛藤が伝わってくる。 いい本だった。ぜひ読んでほしい。

Posted by ブクログ

2024/01/24

目の前で親友を白人警官に射殺された16歳の黒人の少女、スター。深い心の傷を抱えたまま、白人中心の高校で何事もなかったかのように過ごしていたが、警察が警官を正当化し、真実が曲げられて報道されるのに憤り、親友の名誉のため、勇気を出して社会の矛盾に立ち向かってゆく。 スターの成長と両親...

目の前で親友を白人警官に射殺された16歳の黒人の少女、スター。深い心の傷を抱えたまま、白人中心の高校で何事もなかったかのように過ごしていたが、警察が警官を正当化し、真実が曲げられて報道されるのに憤り、親友の名誉のため、勇気を出して社会の矛盾に立ち向かってゆく。 スターの成長と両親の強くて深い愛に感動した。

Posted by ブクログ

2024/01/23

幼なじみのカリルが目の前で白人警察に射殺された——主人公は黒人街で暮らす16歳の高校生 スター。壮絶な"日常"が彼女の目を通して語られるYA本。 2018年に映画化、2019年には課題図書(高等学校の部)に選ばれた。 親しかった人を二人もなくす辛さは計り知れ...

幼なじみのカリルが目の前で白人警察に射殺された——主人公は黒人街で暮らす16歳の高校生 スター。壮絶な"日常"が彼女の目を通して語られるYA本。 2018年に映画化、2019年には課題図書(高等学校の部)に選ばれた。 親しかった人を二人もなくす辛さは計り知れない。友達のナターシャは10歳でギャングの抗争に巻き込まれて亡くなった。それ以来私立のウィリアムソン校に通うスターだが、今度は目の前で…。 「アナウンサーはニュースでカリルの名前すら口にしなかった。黒人が黒人だというだけで殺されるなんて!」 理不尽な行為に怒りながらも、自分の見たことを話すのがこわくてたまらないスターの心情に胸が痛くなった。 スターの家族や彼女に関わる人達が愛情深く描かれている。 娘に語る父親マーベリックの言葉 「ドラッグがよそから入ってきて俺たちの町を破壊する。仕事がない。知識がない。ドラッグがないと生きていけない人や生きるためにドラッグを売る人間を大勢生み出す。俺たちが植えつけられた憎しみ、俺たちに押しつけられたシステム。それがThug Life(サグライフ)」で、題名の意味が理解できた。 スターが亡くなったカリルの母親を見て「ずっと放っておいて、今更おそい」ときつく当たった時に、母リサが言った言葉が心に残った。 「息子なの!おなかを痛めて産んだ、自分の子どもなのよ。あなたに彼女を裁く権利はないわ」 看護師でもあるリサの厳しさ、優しさが娘の決断「私は撃たれた友の声になる」ことを後押ししたのではないかと思う。 「正しい行いをしていてもうまくいかないときはあるわ。大切なのは、それでも決して正しい行いをやめないこと。 状況を変えるために声を上げる。口をつぐんじゃいけないんだ」 物語に入り込むまで時間がかかってしまったけれど、立ち上がっていくスターの姿に光が見えた。 最後のページに並んでいる人々の名前が何を意味するか、是非手に取って読んで貰いたい。

Posted by ブクログ

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