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テュポーンの楽園
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2018/03/24 |
JAN | 9784041013977 |
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テュポーンの楽園
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商品レビュー
2.5
6件のお客様レビュー
2段組の本なんて久しぶりに読んだ。いつの間にか講談社ノベルスが、1段になってしまってからもうどのくらい経つのだろう。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ポスト・シン・ゴジラ的なバイオホラーアクションだが、モチーフの隅々にはオーソドックスなネタがある。一見とっちらかりそうなそのネタを上手くまとめてはいる。途中から自衛隊メインになるのは趣味もあるのだろうな(力の入った描写と膨大な参考資料を見ると頷けるけど)主人公を始めとした女性自衛官を上手く扱っていて、彼女たちをお荷物にさせない現代的にアップデートされた描写はいい。まあ恋愛関係云々はなくても話は成立するとは思うけど。
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「カムナビ」が底、いや「心臓狩り」が底、と思ったが、さらに底があった。本作では、テュポーンの襲来とともに自衛隊の戦闘行為が詳細に描かれる。小松左京のようなシミュレーションSF小説を目指したのかもしれない。本格ハードSFなら成立したろうが、トンデモ仮設を大真面目に取り上げ、萌えキャ...
「カムナビ」が底、いや「心臓狩り」が底、と思ったが、さらに底があった。本作では、テュポーンの襲来とともに自衛隊の戦闘行為が詳細に描かれる。小松左京のようなシミュレーションSF小説を目指したのかもしれない。本格ハードSFなら成立したろうが、トンデモ仮設を大真面目に取り上げ、萌えキャラとともに大風呂敷で展開する作風の筆者に、社会派の設定は水と油だ。延々と続く自衛隊の描写すべてが物語を邪魔している。脳と皮膚の近似性、ゾンビガン、加速装置などワクワクさせる仮説が満載なのに、それがまったく物語に生かされていない。
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