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問題は右でも左でもなく下である
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問題は右でも左でもなく下である

適菜収(著者)

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問題は右でも左でもなく下である

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 ベストセラーズ
発売年月日 2018/03/01
JAN 9784584138519

問題は右でも左でもなく下である

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商品レビュー

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2023/10/19

適菜収節が炸裂。 何冊か読んで分かったのは、著者は、自らの性格や主張を読者にとって所与のものとして著作を構成しているという事。安倍晋三批判は、別著では詳しく論じたのかも知れないが、それ以外の著作では、当然悪しき安倍晋三、という説明なきヘイトスピーチが始まる。更に、説明不要、理解...

適菜収節が炸裂。 何冊か読んで分かったのは、著者は、自らの性格や主張を読者にとって所与のものとして著作を構成しているという事。安倍晋三批判は、別著では詳しく論じたのかも知れないが、それ以外の著作では、当然悪しき安倍晋三、という説明なきヘイトスピーチが始まる。更に、説明不要、理解できぬ読者はB層だとして、置き去りにする傾向がある。自らこそ審美眼を持つ選ばれた存在だというポジションを取る事で、安全圏から吠える。これはいじめっ子対策の手法に似ている。共通の敵の創作、理論武装のアングラ化、言葉尻の攻撃、ヒューリスティックな決め付け、キーワードの非論理的結び付けによる印象操作。本作では特に日本維新の会への攻撃にその手法を感じる。 本著から、抜粋する。 ー ゲーテはこう言っている。人間のそれぞれの年齢に一定の哲学が対応している。子供は実在論者だ。青年は観念論者へと変わるのである。壮年は懐疑論者となるあらゆる理由を持っている。老年は神秘主義者であることを常に告白するだろう。非合理的なものが成功し、合理的なものが失敗する。 果たして著者は懐疑論者なのか。まるで自らが懐疑の対象になる事は無いような言い振りだが、しかし、面白いので、また読んでしまう。というよりも、私自身は、何か強い主張の論拠がたとえ抜け落ちてようが、その発信者の興味や周辺が知れたら、それはそれで楽しめるタイプなのである。身近に悪口ばかり言う人がいると疲れるが。

Posted by ブクログ

2020/08/23

書名から格差問題について扱った話かと思ったが、それよりも特に政治のレイヤーにおいて右や左という議論がもはや無効化していて、下に落ちているという論考。後半はエッセイ的な文章もあり面白く読めるが、著者が年間で300日くらい寿司を食べるなど、徹底性の高い方なのだと感じた。 橋下的なも...

書名から格差問題について扱った話かと思ったが、それよりも特に政治のレイヤーにおいて右や左という議論がもはや無効化していて、下に落ちているという論考。後半はエッセイ的な文章もあり面白く読めるが、著者が年間で300日くらい寿司を食べるなど、徹底性の高い方なのだと感じた。 橋下的なものにこの国は支配されていて、もはや止める術もない。日本の終焉は三島のほぼ予見通りに訪れていて、この先500年くらいをかけてゆっくり立て直すしかないと。 周りを見渡しても著者や自分のように感じる人というのが少数派であることは常日頃感じるところではあるが、これは何も日本だけの話でもなく、キリスト教的価値観なのか、ヘーゲル的な価値観なのか、新自由主義的なものなのか、大きなシステムの欠陥としか考えようがない。

Posted by ブクログ

2019/08/15

言葉や概念で分類し、わかった気になるのではなく、とにかく物を見る。安易に答えを出してはならない。表面のロジックだけに従っているだけだと、騙されるだけ。ニーチェに従って、自身の感覚器官を研ぎ澄ますことにより、世界自体が変わらないと何も変わらない。

Posted by ブクログ

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