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問題は右でも左でもなく下である の商品レビュー

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2023/10/20

適菜収節が炸裂。 何冊か読んで分かったのは、著者は、自らの性格や主張を読者にとって所与のものとして著作を構成しているという事。安倍晋三批判は、別著では詳しく論じたのかも知れないが、それ以外の著作では、当然悪しき安倍晋三、という説明なきヘイトスピーチが始まる。更に、説明不要、理解...

適菜収節が炸裂。 何冊か読んで分かったのは、著者は、自らの性格や主張を読者にとって所与のものとして著作を構成しているという事。安倍晋三批判は、別著では詳しく論じたのかも知れないが、それ以外の著作では、当然悪しき安倍晋三、という説明なきヘイトスピーチが始まる。更に、説明不要、理解できぬ読者はB層だとして、置き去りにする傾向がある。自らこそ審美眼を持つ選ばれた存在だというポジションを取る事で、安全圏から吠える。これはいじめっ子対策の手法に似ている。共通の敵の創作、理論武装のアングラ化、言葉尻の攻撃、ヒューリスティックな決め付け、キーワードの非論理的結び付けによる印象操作。本作では特に日本維新の会への攻撃にその手法を感じる。 本著から、抜粋する。 ー ゲーテはこう言っている。人間のそれぞれの年齢に一定の哲学が対応している。子供は実在論者だ。青年は観念論者へと変わるのである。壮年は懐疑論者となるあらゆる理由を持っている。老年は神秘主義者であることを常に告白するだろう。非合理的なものが成功し、合理的なものが失敗する。 果たして著者は懐疑論者なのか。まるで自らが懐疑の対象になる事は無いような言い振りだが、しかし、面白いので、また読んでしまう。というよりも、私自身は、何か強い主張の論拠がたとえ抜け落ちてようが、その発信者の興味や周辺が知れたら、それはそれで楽しめるタイプなのである。身近に悪口ばかり言う人がいると疲れるが。

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2020/08/23

書名から格差問題について扱った話かと思ったが、それよりも特に政治のレイヤーにおいて右や左という議論がもはや無効化していて、下に落ちているという論考。後半はエッセイ的な文章もあり面白く読めるが、著者が年間で300日くらい寿司を食べるなど、徹底性の高い方なのだと感じた。 橋下的なも...

書名から格差問題について扱った話かと思ったが、それよりも特に政治のレイヤーにおいて右や左という議論がもはや無効化していて、下に落ちているという論考。後半はエッセイ的な文章もあり面白く読めるが、著者が年間で300日くらい寿司を食べるなど、徹底性の高い方なのだと感じた。 橋下的なものにこの国は支配されていて、もはや止める術もない。日本の終焉は三島のほぼ予見通りに訪れていて、この先500年くらいをかけてゆっくり立て直すしかないと。 周りを見渡しても著者や自分のように感じる人というのが少数派であることは常日頃感じるところではあるが、これは何も日本だけの話でもなく、キリスト教的価値観なのか、ヘーゲル的な価値観なのか、新自由主義的なものなのか、大きなシステムの欠陥としか考えようがない。

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2019/08/15

言葉や概念で分類し、わかった気になるのではなく、とにかく物を見る。安易に答えを出してはならない。表面のロジックだけに従っているだけだと、騙されるだけ。ニーチェに従って、自身の感覚器官を研ぎ澄ますことにより、世界自体が変わらないと何も変わらない。

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2019/03/12

今回も著者の本は相変わらず難しかったが面白く読んだ。政治のことは正直不勉強で分からないがおそらく言ってることは正しいのだと思う。直感で。これからは分からないことを知った上で謙虚に学んでいきたいと思う。馴染むために古典を読みたい。あと世の中をよくしようとすると人間は間違うことがある...

今回も著者の本は相変わらず難しかったが面白く読んだ。政治のことは正直不勉強で分からないがおそらく言ってることは正しいのだと思う。直感で。これからは分からないことを知った上で謙虚に学んでいきたいと思う。馴染むために古典を読みたい。あと世の中をよくしようとすると人間は間違うことがあるが、世の中を楽しくしようとする人間は、致命的なミスを犯すことが少ない。という言葉は名言だと思う。

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2018/05/09

真っ当な保守が壊滅し、正保守は細々と生きているだけ。 従って今大手を振って安倍的なものを賞賛している人間を「自称保守」と呼んで区別する。 安倍の皇室に対する敬意の無さに反発も覚えない保守っていったい・・・ 真っ当な左翼も絶滅危惧種であり、全ての事に反対する人間は「花畑左翼」と呼称...

真っ当な保守が壊滅し、正保守は細々と生きているだけ。 従って今大手を振って安倍的なものを賞賛している人間を「自称保守」と呼んで区別する。 安倍の皇室に対する敬意の無さに反発も覚えない保守っていったい・・・ 真っ当な左翼も絶滅危惧種であり、全ての事に反対する人間は「花畑左翼」と呼称しなければならなくなった。 面倒な状況となってしまった。 そして橋下とそれを支持する一派が大阪に君臨する。 まぁそちらは関西だから余り目に触れず助かるが・・・ もうこの国の状況は、どうにもならないのだろうか。 著者の主張も、世の中的には拡散されないだろう。

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2018/04/04

何だこれ。内容以前に文章が酷すぎる。 著者が悪いのか校閲者が悪いのか。恐らく両方だが、とにかく小学生並みのひどい文章。

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