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手のひらの幻獣 集英社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2018/03/20 |
JAN | 9784087457148 |
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手のひらの幻獣
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手のひらの幻獣
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商品レビュー
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三崎ワールド.それは現実ファンタジー.現実と同じなんだけどなにかどこか一つクリティカルに違う要素があるパラレルワールド. 今回は「幻獣のだせる世界」. 全く新しい世界観のSFや現実社会の中での話よりもよっぽど「似て非なる世界」で物語を紡ぐのは難しいんじゃないかと思う. その中で,...
三崎ワールド.それは現実ファンタジー.現実と同じなんだけどなにかどこか一つクリティカルに違う要素があるパラレルワールド. 今回は「幻獣のだせる世界」. 全く新しい世界観のSFや現実社会の中での話よりもよっぽど「似て非なる世界」で物語を紡ぐのは難しいんじゃないかと思う. その中で,人同士の諍い,組織同士の争い,その世界独自の恋愛を描いていて本当に不思議な感覚になる. そう,脳がいい意味でバグる.クセになる.
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「表出者」と呼ばれる、幻獣で動物などのイメージを作り出す能力者の女性、日比野柚月さんのシリーズ 民間の業者「ハヤカワ・トータルプランニング」に在籍して、各地で「表出」を仕事としてこなしていく「異能力お仕事モノ」中編二作と初収録の一作 お仕事モノと書きましたが、そういう枠でも収ま...
「表出者」と呼ばれる、幻獣で動物などのイメージを作り出す能力者の女性、日比野柚月さんのシリーズ 民間の業者「ハヤカワ・トータルプランニング」に在籍して、各地で「表出」を仕事としてこなしていく「異能力お仕事モノ」中編二作と初収録の一作 お仕事モノと書きましたが、そういう枠でも収まらない話でした。 別の短編集で「動物園」「図書館」を読み今回は「研究所」「遊園地」と場所名ではない「屋上の波音」を読む。 「研究所」は日野原さんが能力を向上させた施設、その話の中で最初に能力を発現させた場所として登場するのが遊園地だったことが明かされる。 そのまま二編目「遊園地」へ、話に出た遊園地とは別の場所ではあるのものの、日野原さんの過去や、想いを寄せる社長(ハヤカワ)の過去へと向かっていく。 最後の「屋上の波音」はエピソードゼロ、日野原さんと社長の出会いが描かれ短いながらもこれまでの話(二人にとっては未来)のモチーフが所々出てくる。 「表出」と言う力自体が、過去の戦争中の兵器利用やら国家の秘密に関わってくる感じがいつもの三崎作品っぽい。 人の心を操ったり壊しかねない危険な力であり、これまでの「図書館」「研究所」でも事故がかなり起きてるので、そりゃ危険視されてしまうのも、無理がないかなと思ってしまった。 心ある「檻」「 誰か」「過去」に囚われることなどのテーマと、心に深く結びついた能力の関係がいつもながら独特の世界観で楽しめました。 今回でこのシリーズは完結 でも、今後の作品で登場する動物たちのなかに表出者が作り出したものが混ざってないともわからないので、気にしながら読んでいこうと思う。
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心の中に作り出した動物のイメージをあやつる異能力を持つ「表出者」の日野原柚月。十万人に一人といわれる彼らが集まる企業に勤めて早くも十年。孤独を感じながらも安定した日々を送っていた。そんなある日、できたばかりの新研究所を警備する業務を任される。しかしそこには表出者のパワーを増幅する...
心の中に作り出した動物のイメージをあやつる異能力を持つ「表出者」の日野原柚月。十万人に一人といわれる彼らが集まる企業に勤めて早くも十年。孤独を感じながらも安定した日々を送っていた。そんなある日、できたばかりの新研究所を警備する業務を任される。しかしそこには表出者のパワーを増幅する禁断の存在が隠されていて…。日常化した非日常を緻密に描く“三崎ワールド”全開!
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