- 中古
- 書籍
- 書籍
春の旅人
定価 ¥1,320
605円 定価より715円(54%)おトク
獲得ポイント5P
在庫なし
発送時期 1~5日以内に発送
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 立東舎 |
発売年月日 | 2018/03/16 |
JAN | 9784845631926 |
- 書籍
- 書籍
春の旅人
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
オンラインストア上の価格と店頭価格は異なります
お電話やお問い合わせフォームでの在庫確認、お客様宅への発送やお取り置き・お取り寄せは行っておりません
春の旅人
¥605
在庫なし
商品レビュー
3.8
30件のお客様レビュー
村山早紀さんの小説と詩編ですね。 村山早紀さん(1963年、長崎県生まれ)小説家、児童小説作家、絵本作家。 挿絵は、げみさん(1989年、兵庫県生まれ)イラストレーター、挿絵画家。 村山早紀さんが児童向けに発表した作品ですが、大人の人にも読んで貰いたい願いから生まれた一冊です。 ...
村山早紀さんの小説と詩編ですね。 村山早紀さん(1963年、長崎県生まれ)小説家、児童小説作家、絵本作家。 挿絵は、げみさん(1989年、兵庫県生まれ)イラストレーター、挿絵画家。 村山早紀さんが児童向けに発表した作品ですが、大人の人にも読んで貰いたい願いから生まれた一冊です。 小説が二篇、詩が一篇の三作です。 げみさんの挿絵が美しく、表紙からオールカラーで、この本を包み込んでいます。 花ゲリラの夜 小学生の理奈ちゃんの家は下宿やで、二階を学生さんに貸している。さゆりさんもそのひとりで、花が好き。じつは、ひそかに、町のいろんなところに、花の種をまいて、花が咲くのを楽しみにしている『花ゲリラ』。理奈もいっしょに『花ゲリラ』を手伝っている。そんな理奈とさゆりさんのお話です。 春の旅人 小学四年生のぼくは、もうすぐなくなってしまう、古いゆうえんちが気になって、バスでゆうえんちにやってくる。ついたときには、夜になっていた。もうあいてないと思ったら、開いていて、ぼくはゆうえんちの中に入っていく。すると、おじいさんがひとりで、空を見上げていた。 ぼくは、おじいさんの不思議な『宇宙の旅人』の話を聞くことに…。 ドロップドロップ (詩編)[抜粋] ドロップドロップ かんを ふると ころん ドロップス てのひらに ころん きらきら ドロップス あかい いろは いちごの あじ はみがきこの あまい あじ はやおきしたときの そらの いろ おしごとに でかける ママの すてきな リップの いろ いってらっしゃーい いってきまーす ……………………………………………………… きいろは レモンのあじ ちょっと すっぱい きゅんと する いろ たべると ゆうきが でてくるのは きっと ひかりの いろだから ドロップドロップ おはよう おはよう いってきまーす 優しい、ちょっと切ない、そして希望にあふれた小説と詩編ですね。なにより、げみさんの絵が全編に村山早紀さんの作品を荘厳しています。ロマンにあふれた魅了的な挿絵に心を奪われます。美しく、優しく、慈愛に満ちています。 (この本も、メメさんの本棚登録で知りました。とても素敵な美しい本です。メメさん、ありがとうございました。)
Posted by
ほのぼのする文とイラストに、なんとなく昔が思い出されました。 こんな気持ちを持ち続けていたいな~と改めておもいました。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「春の旅人」 (立東社) 著者 村山早紀 /イラスト げみ 2話の短編集 「花ゲリラの夜」/表題作「春の旅人」 カラフルなドロップの色の詩集 「ドロップドロップ」 3冊の絵本が一冊にまとまったような、小学生(中学年くらいがお薦めです)からでも愉しめる一冊になっています。 「花ゲリラの夜」ー植物を学ぶ大学生のさゆりさんと小学生の里奈ちゃん。二人で夜の“花ゲリラ“に出掛けます。(花ゲリラとは、公園や空き地やよその家の庭に、こっそり花の種をまいたり、球根を植えたりする人のこと。季節になって芽が出て花が咲き、街の人が驚くー。素敵なサプライズですね。)入院中で不在の庭のバラの剪定をし、その日あった里奈ちゃんの悩みごと(いじめにあっている友達のこと)について語ります。手を繋いで帰る夜の帰り道に、花咲く希望が温かいです。 「春の旅人」ー表紙の青いウミガメの星空の下、浮かぶ青ウミガメと寄り添う少年と、裏面の夜桜が印象的です。閉園した丘の上の遊園地、四年生のぼくと遊園地のおじいさんー星を見上げ、過去の戦争とその時の不思議なカメとの出逢いの話ー51年後の桜の花が咲く、その夜に。装画のイメージそのままに、優しく温かなファンタジーの世界が広がります。 「ドロップドロップ」 ドロップの色ごとの短いストーリーが、リズミカルな詩となり、げみさんのイラストに包まれています。画集のようです。 この本は図書館でお借りしましたが、上の子がげみさんのイラストが好きで、「梶井基次郎+檸檬」と、「約束の猫」があることを思い出しました。笑 また、そのうちに〜。
Posted by