さらばバッドエンド B's LOVEY C

葛川たち(著者)

• 販売会社／発売会社: KADOKAWA
• 発売年月日: 2018/03/15
• JAN: 9784047350373

商品レビュー

2025/09/07

ブラック企業に勤める大村は疲れきっていた。
性欲もわかず、27歳で疲弊しまくっている大村はいつの間にか勃たなくなっていた。
酔っぱらった大村がある日公園で知り合ったアラタを家に連れてきたらしい大村だったが、出迎えられご飯の支度や家のことをしてくれるアラタとの生活に居心地の良さを感じていた。
そんな時、勃たなくなっている大村にアラタが手伝う。と言い出して。

心も体も疲れてるときに労られた時のしみこみ方、わかるなぁって思って読んでました。
安堵とかなのかな、泣けちゃうんですよね。
そのくらい大村は疲弊してる。
話の流れで(笑)トイレに行かされた大村が帰ってきて「無理だわ、バカヤロウ」は笑いました。かわいそう（かわいそうって言うな）
そんな好き勝手するアラタが顔色を変えて抱きしめたシーン。大村がどんな顔をしていたのかは描かれていませんが、一番苦しくて泣けました。
でも一番好きなシーンになってます。
こんな時に抱き締められて人の体温感じたらそりゃあ…泣くでしょ。

全2話なんだけど、もっと続いてくれないかな。この二人、これからなんですけどーー！！

違う作品の泣き虫ベイビー・ボーイ、は、大和のファミリーが何度もやり取りを脳内再生したり音声も妄想したりするくらい、ポンポン飛び回る言葉遊びが秀逸で好きでした。
しかし大学生のノリは高校生時代と違って、それはそれで周囲の反応も様々でいいなぁ。