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戦う操縦士 光文社古典新訳文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 光文社 |
| 発売年月日 | 2018/03/07 |
| JAN | 9784334753726 |

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商品レビュー
4.2
21件のお客様レビュー
親友を亡くしてから、死ぬこととか、人間という存在とか、そういうことをたくさん考えるようになった。親友に会えなくなる前に読んでたら、多分ここまで刺さらなかったんじゃないかなと思う。 人間はさまざまな関係がひとつに合わさる結び目でしかない。 私がこの親友について語ろうとしないの...
親友を亡くしてから、死ぬこととか、人間という存在とか、そういうことをたくさん考えるようになった。親友に会えなくなる前に読んでたら、多分ここまで刺さらなかったんじゃないかなと思う。 人間はさまざまな関係がひとつに合わさる結び目でしかない。 私がこの親友について語ろうとしないのも同じ理由からだ。───二人のなかには実体があった。ギヨメの死とともに、自分も幾分か死んだような気がする。私はギヨメを、沈黙の中でつながる僚友の一人とした。私はギヨメに結ばれている。
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正直あんまり理解できなかった。単純に自分には難しすぎた。最後の章はキリスト教的な視点からドイツの侵攻を批判するような形になっており、そのキリスト教的な考えがよく分からないまま終了した。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ほぼ死の宣告と同じような無謀な飛行機偵察任務を命じられ、何のために死ぬのかも分からぬままに飛び立った主人公が死という犠牲の意味、人間とは何かなどを死線をくぐることで悟っていく物語。 敵の集中砲火の中をぎりぎりでくぐり抜ける偵察任務はサン・テグジュペリの実体験をもとに描かれているだけあって非常に生々しく緊迫度が高いが、この話は任務より任務中の主人公の内省、そしてその思考が哲学的に高まっていく様子が主な内容になっている。 難しいところもあって読んで全部理解できたとは到底言い難いのだが、人間は「さまざまな関係の結び目」であり、戦友、軍、祖国という「自分が結ばれているもの」のためにこそ戦い、死ぬのであるという悟りに主人公が徐々にたどり着く過程は熱かった。 この小説はあっさり敗北したフランスの立場を擁護し、アメリカの参戦を促すという第二次世界大戦中での明確な目的を持った本であったということだが、ここで展開される哲学には普遍的な響きがある。それはサン・テグジュペリ自身が死地へ赴き、命を懸けて獲得したからこその哲学の強度なのだろうと思った。行動こそが自分だというようなことが作中にも書いてあったが、実際の体験に深く裏打ちされたテグジュペリの〈信条(クレド)〉が最後に燦然と提示される時、その力強さには胸を打たれた。
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