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〈どんでん返し〉の科学史 蘇る錬金術、天動説、自然発生説 中公新書2476
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
| 発売年月日 | 2018/02/21 |
| JAN | 9784121024763 |

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〈どんでん返し〉の科学史
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商品レビュー
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6件のお客様レビュー
小山慶太著『<どんでん返し>の科学史』を読了した。面白かった。 田坂広志氏が「螺旋的発展の法則」ということを言っている。例えば、電話の普及により手紙は廃れたが、メールという形で一つ上の階層で復活した。このように、社会は螺旋的に発展することを言った言葉だが、科学においてもこの法則が...
小山慶太著『<どんでん返し>の科学史』を読了した。面白かった。 田坂広志氏が「螺旋的発展の法則」ということを言っている。例えば、電話の普及により手紙は廃れたが、メールという形で一つ上の階層で復活した。このように、社会は螺旋的に発展することを言った言葉だが、科学においてもこの法則が成り立つことを知った。本書は、 1章:蘇る錬金術 2章:転変を続ける宇宙像 3章:復活した不可秤量物質 4章:回帰する生命の自然発生説 の4章で構成されている。物理、地学、化学、生物と横断的な博識はさすがだが、古代ギリシアの自然観から現代物理学までを縦断的に書ける筆力に舌を巻く。コラムで数学的な証明も掲載していてぬかりない。以下はポイントを私なりにまとめたもの。 <1章:蘇る錬金術> 18世紀後半、ラヴォアジェの「質量保存則」から始まる定量的な化学の研究成果によって錬金術は葬り去られた。しかし、20世紀の核物理学は、原子が放射線を出して別の原子に変わることを明らかにした。1936年にラザフォードがケンブリッジ大学で行った記念講演。その講演録のタイトルは『新しい錬金術』であった。 <2章:転変を続ける宇宙像> 地球中心説(天動説)から太陽中心説(地動説)への転換は「コペルニクス的転回」(カント著『純粋理性批判』)と呼ばれるが、「静止する中心の設定」をした点は同じであった。さらに、ケプラーは惑星の公転軌道が円ではなく楕円であることを明らかにし、それをニュートンが数学的に説明したが、ニュートン力学の「絶対空間」の前提は、やはり「静止する空間の設定」であった。それを打ち砕いたのがアインシュタインで、相対性理論は時間と空間が相対的なものであることを明らかにした。 <3章:復活した不可秤量物質> 昔、科学者(化学者)は、熱を伝えるものとして「カロリック(熱素)」という不可秤量物質(質量がゼロの物質)を想定した。それを前提に成された熱の研究は、エネルギーの概念にたどり着いてカロリックを捨てることになるが、それでも成り立つ「フーリエの熱伝導方程式」などは生き残り、熱力学を発展させた。 そして、不可秤量物質は20世紀に復活する。仕掛けたのはまたもアインシュタイン。彼が主張した「光の二重性」は、光が波でありながら粒子でもあり、粒子のときは「質量はゼロだがエネルギーを持つ」光子と捉える。これは不可秤量物質に他ならない。
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錬金術を始めとする、研究の歴史的経過とその評価の変遷について紹介されています。一度否定された事案もそのもの自体は否定されても、その考え方やアプローチの手法が後世において復活する事案など、具体的な事例紹介をしていただいています。欲望に駆られたスタートだったとしても、現時点で重要な概...
錬金術を始めとする、研究の歴史的経過とその評価の変遷について紹介されています。一度否定された事案もそのもの自体は否定されても、その考え方やアプローチの手法が後世において復活する事案など、具体的な事例紹介をしていただいています。欲望に駆られたスタートだったとしても、現時点で重要な概念に変化することなど、研究者の信念に基づく継続される研究は重要だと感じました。
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一度は否定されたものの、別の視点から復活した科学に注目し、その展開を追った1冊。【科学史タイムトラベル】
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