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ありえない138億年史 宇宙誕生と私たちを結ぶビッグヒストリー
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ありえない138億年史 宇宙誕生と私たちを結ぶビッグヒストリー

ウォルター・アルバレス(著者), 山田美明(訳者)

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ありえない138億年史 宇宙誕生と私たちを結ぶビッグヒストリー

定価 ¥1,980

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 光文社
発売年月日 2018/02/15
JAN 9784334962159

ありえない138億年史

¥990

商品レビュー

4.1

9件のお客様レビュー

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2023/08/28

地質学者の知見から、地球誕生の歴史を時にダイナミックに、時に掘り下げて解説してくれる。 決して学術的な内容ではなく、面白く読めるように工夫されている。 この地球の歴史は、偶然のたまものなのか? 最後に著者の意見が出てくるが、それは人間にとっても言えることで、以下のことばに共感し...

地質学者の知見から、地球誕生の歴史を時にダイナミックに、時に掘り下げて解説してくれる。 決して学術的な内容ではなく、面白く読めるように工夫されている。 この地球の歴史は、偶然のたまものなのか? 最後に著者の意見が出てくるが、それは人間にとっても言えることで、以下のことばに共感した。 世界全体で次の世代に生まれる子供の数を調べると、およそ10億(10の9乗)人である。 だが、卵子や精子の数を考慮し、その世代に生まれる可能性のある子供がどれだけいるかを調べると、その数は(かなり大雑把な数字だが)およそ10の25乗になる。 細かい砂の量でこの二つの数字を表してみると、10の9乗は手に2すくいほどの量である。一方10の25乗は、グランドキャニオンを10回満たせるほどの量になる。つまり現在生きているのは、実際に生まれたわずか2すくいの人間に過ぎない。それに対し、生まれる可能性があったのに生まれてこなかった人は、グランドキャニオン10杯分もいるのだ。 しかもこれは一世代だけの話だ。複数の世代を考えれば、事態はさらにひどくなる。生まれる可能性のある人は、2世代で10の50乗、3世代で10の75乗、4世代では10の100乗となる。そして10の100乗という数字は可視宇宙の素粒子数の推定値(10の80乗個)をはるかに超えている。 これが、高祖父母が子供を産もうとしているときに、自分の世代に生まれる可能性のある人間の数である。私たちは、その中から実際に生まれた数少ない人間の一人なのだ。 140億年近い宇宙の歴史、40億年を超える地球や生命の歴史、数百万年にわたる人間の歴史―そのすべてが、自然の法則の制約を受けながら、無数の偶然によりまったく予測できない形で展開されてきた。その結果が、現在の人間世界である。私たちは、わずかな可能性の中から幸運にも生を享け、この世界、この状況を受け継いた。その私たちの行動が、ビッグヒストリーの次章を紡ぐことになる。

Posted by ブクログ

2023/02/16

地球科学や地学に不慣れな人でも読みやすい。 わっくわくする!引用献文や今後学びを深めたい人に向けて、注釈やおすすめの本を載せてくれるのが、著者と話しているようで嬉しい。

Posted by ブクログ

2023/01/07

地質学者がしるすビッグヒストリー。ビッグバン直後、生物生成を可能とする世界の物理法則が定まりから超新星爆発、ケイ素、炭素、酸素、鉄を集め、地球の地殻変動によりケイ素は花崗岩に集まり、炭素はその結合のしやすさから様々な形態で存在し、生命の下となった。 その後もチュクルーシブクレータ...

地質学者がしるすビッグヒストリー。ビッグバン直後、生物生成を可能とする世界の物理法則が定まりから超新星爆発、ケイ素、炭素、酸素、鉄を集め、地球の地殻変動によりケイ素は花崗岩に集まり、炭素はその結合のしやすさから様々な形態で存在し、生命の下となった。 その後もチュクルーシブクレーターなど斉一説(緩やかに変化、進化していく)を覆す、発見があり、うんとダイナミズムにより世界、文明は作られてきた。

Posted by ブクログ