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もうすぐ絶滅するという煙草について
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もうすぐ絶滅するという煙草について

芥川龍之介(著者), 開高健(著者), 中島らも(著者), 内田樹(著者), 松浦寿輝(著者)

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もうすぐ絶滅するという煙草について

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 キノブックス
発売年月日 2018/01/01
JAN 9784908059872

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商品レビュー

3.8

15件のお客様レビュー

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2024/03/24

体に悪い、周りに迷惑、そんなことは百も承知、そういう今昔のタバコエッセイばかりを集めた一冊。わかっちゃいるけどやめられない人たちの言い訳集。人間の愚かさと弱さの象徴。どこか深遠な何かも感じます。 私の好きな作家陣はことごとく喫煙者だった。 ■中島らも 後ろめたさがタバコの旨さに...

体に悪い、周りに迷惑、そんなことは百も承知、そういう今昔のタバコエッセイばかりを集めた一冊。わかっちゃいるけどやめられない人たちの言い訳集。人間の愚かさと弱さの象徴。どこか深遠な何かも感じます。 私の好きな作家陣はことごとく喫煙者だった。 ■中島らも 後ろめたさがタバコの旨さに拍車をかける。 ■谷川俊太郎 人間の愚かさの証。非衛生的な人類が愛おしい。 ■澁澤龍彦 パイプはアレの象徴。パイプが変態的アイテムに見えてくる。 ■安部公房 喫煙とは、その時間を吸っているのであり、時間の変質と心理偽装である。 ■筒井康隆 早死してもいいから吸いたい。 ■金井美恵子 大論文の後、結論は「私はタバコをやめる気は当然ありません」 ■内田百閒 幼稚園からの喫煙者。筋金入りでした。

Posted by ブクログ

2023/07/23

喫煙は中毒で病気のひとつとも言える。が、性癖のようでもある。フェチズムだ。とはいえ犯罪者のように白い目で見られる現代、そのフェチズムはもはや一般社会から疎外される変態行為に近いものがある。そんなマイノリティ、愛煙家たちが織りなす個々の煙草物語。喫煙者をただただ狂信的に嫌悪する人々...

喫煙は中毒で病気のひとつとも言える。が、性癖のようでもある。フェチズムだ。とはいえ犯罪者のように白い目で見られる現代、そのフェチズムはもはや一般社会から疎外される変態行為に近いものがある。そんなマイノリティ、愛煙家たちが織りなす個々の煙草物語。喫煙者をただただ狂信的に嫌悪する人々には読むことすら難しいだろうが、彼らを一種の動物、もしくはそういう風に生きることが決まっている宿命の人、として客観的に喫煙者の生態を観察するとしたらなかなか充実した短編のラインナップであり図鑑であり歴史的な一作ではないだろうか。

Posted by ブクログ

2020/11/05

ベストセラー作家でも、愛煙家は肩身が狭い…… もはや絶滅寸前のたばこ飲みたちが、たばこへの愛、喫煙者差別への怒り、禁煙の試みなどを綴ったユーモアとペーソス溢れる作品群。年々強まる嫌煙社会へ一石を投じる? 芥川龍之介から筒井康隆、内田樹、いしいひさいちまで。 作家と煙草、異色のアン...

ベストセラー作家でも、愛煙家は肩身が狭い…… もはや絶滅寸前のたばこ飲みたちが、たばこへの愛、喫煙者差別への怒り、禁煙の試みなどを綴ったユーモアとペーソス溢れる作品群。年々強まる嫌煙社会へ一石を投じる? 芥川龍之介から筒井康隆、内田樹、いしいひさいちまで。 作家と煙草、異色のアンソロジー。(アマゾン紹介文) 煙草で体を壊した身からすれば、特に前半の方々の元気の良さは羨ましい限り。なんともなければ続けてただろうしなぁ…。 ただ、「何も考えていない」だの「禁煙の始まりはファシズム」だの、強い言葉は白けてしまう。

Posted by ブクログ

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