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オンブレ 新潮文庫
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オンブレ 新潮文庫

エルモア・レナード(著者), 村上春樹(訳者)

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オンブレ 新潮文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2018/01/27
JAN 9784102201411

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2024/03/26

アメリカの作家エルモア・レナードの西部劇の傑作『オンブレ(原題:Hombre)』を読みました。 ここのところ、アメリカの作家の作品が続いています。 -----story------------- 「男(オンブレ)」の異名を持つ西部の男と駅馬車強盗との息詰まる死闘。 レナードの初...

アメリカの作家エルモア・レナードの西部劇の傑作『オンブレ(原題:Hombre)』を読みました。 ここのところ、アメリカの作家の作品が続いています。 -----story------------- 「男(オンブレ)」の異名を持つ西部の男と駅馬車強盗との息詰まる死闘。 レナードの初期傑作! アリゾナの荒野を行く七人を乗せた駅馬車――御者メンデスとその部下アレン、十七歳の娘マクラレン、インディアン管理官フェイヴァー夫妻、無頼漢のブレイデン、そして「男(オンブレ)」の異名を持つジョン・ラッセル。 浅黒い顔に淡いブルーの瞳、幼少期をアパッチに育てられた伝説の男と悪党たちが灼熱の荒野で息詰まる死闘を繰り広げる。 レナードの初期傑作二作品を、村上春樹が痛快無比に翻訳! ----------------------- 1961年(昭和36年)に刊行された作品……ポール・ニューマン主演で『太陽の中の対決』というタイトルで映画化された表題作『オンブレ』と、『決断の3時10分』(リメイク作は『3時10分、決断のとき』)というタイトルで映画化された短篇の『三時十分発ユマ行き』が収録されています。  ■オンブレ(Hombre)  ■三時十分発ユマ行き(3:10 to YUMA)  ■訳者あとがき 村上春樹 『オンブレ』は、アパッチ族に育てられた白人のジョン・ラッセルが、駅馬車に乗った他の乗客とともに、ならず者の一味に襲われるという物語……登場人物の性格や背景、動機等が巧みに描き出されており、読者を引き込みますねー 緊張感が満載で西部劇の醍醐味を味わえました、、、 馬も奪われた駅馬車の一行は、生き延びるためにラッセルを頼りにするが、彼はつれなく、不可解な存在であり続ける……やがて、物語はクライマックスの廃坑での銃撃戦になだれこんでいく……。 一行のサバイバルと、金、水、人質をめぐる筋の面白さ、様々な個性のぶつかりあい、リアリティある灼熱の荒野という舞台、それらを叙述する簡潔な文体……魅力が尽きない作品でしたが、やはり本作の最大の魅力はラッセルという男の生き方なんじゃないかと思います、、、 クライマックスの決断には痺れたなー 良質なハードボイルド小説を読んでいるような雰囲気で、ラッセルがムッチャ格好良かったですねー カタルシスの大波が押し寄せる結末でした……エルモア・レナードの筆力と村上春樹の翻訳力が見事に融合した作品でした。 『三時十分発ユマ行き』は、凶悪犯を護送する保安官補の数時間を描いた短篇……主人公にとっての倫理的問い掛けが基調になっているところは『オンブレ』と共通していましたね。 初めての西部小説……なかなか新鮮でした。

Posted by ブクログ

2022/01/09

駅馬車を悪党が襲撃する話だが、襲撃するまでの長くスローな記述が退屈。 襲撃が始まって以降は映画の西部劇同様スリリングかつスピーディーに話が展開して、一気に読了する。 インディアンに育てられた男とインディアンに拉致され蹂躙された女の、反目と融和がひとつの読みどころかな? まあまあの...

駅馬車を悪党が襲撃する話だが、襲撃するまでの長くスローな記述が退屈。 襲撃が始まって以降は映画の西部劇同様スリリングかつスピーディーに話が展開して、一気に読了する。 インディアンに育てられた男とインディアンに拉致され蹂躙された女の、反目と融和がひとつの読みどころかな? まあまあの良作だと思うけど、西部劇はやっぱり文字じゃなく映像だな…

Posted by ブクログ

2021/12/18

なんだろう……このウキウキは、全盛期の西部劇の世界…… 「荒野の七人」「幌馬車」「シェーン」「夕日のガンマン」…… おいおいと思うほど、西部劇な追いかけっこや決闘シーンが260ページに展開される。 二本立て西部劇の、まずは表題作中編『オンブレ』 急仕立ての馬車に乗る疑心暗鬼の...

なんだろう……このウキウキは、全盛期の西部劇の世界…… 「荒野の七人」「幌馬車」「シェーン」「夕日のガンマン」…… おいおいと思うほど、西部劇な追いかけっこや決闘シーンが260ページに展開される。 二本立て西部劇の、まずは表題作中編『オンブレ』 急仕立ての馬車に乗る疑心暗鬼の乗客と御者の一行と馬車襲撃の犯人たち、車内でのやり取りから襲撃後の逃走・最後の決闘へと、話はドンドン進む。 特に、主人公ラッセルを「オンブレ(おとこ)」と呼ぶ最後まで名前のわからないメキシコ人との対決が見せ場! そしてもう一本、短編『三時十分発ユマ行き』がとても良い。 刑務所のあるユマ行きまでの列車待ちの、わずか半日の出来事。 囚人と護送任務の保安官補の探り合い、奪取と目論む囚人の仲間たちの影……。 初めから終わりまで緊張感いっぱい! あまり、訳者村上春樹の色は出てこない。 が、訳者自身もあとがきに「とにかくむずかしいことは言わず……楽しんでいただければ」とあるとおり、素直な読者であることが大切。 なんだかジョン・ウェインかクリント・イーストウッドの西部劇が見たくなったなぁー

Posted by ブクログ

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