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刑務所の読書クラブ 教授が囚人たちと10の古典文学を読んだら
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 原書房 |
発売年月日 | 2017/12/01 |
JAN | 9784562054657 |
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刑務所の読書クラブ
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商品レビュー
3.7
16件のお客様レビュー
重犯罪の囚人との読書クラブのお話。買った当時はそもそも本を読むことができるのかな?という疑問から購入を決意。自ら受講している人たちなので読み進めることはできるけど、考え方やハマるポイントの違い、そして読書への対し方など考えさせられる一冊だった。 ただ、これは犯罪者だから違う訳では...
重犯罪の囚人との読書クラブのお話。買った当時はそもそも本を読むことができるのかな?という疑問から購入を決意。自ら受講している人たちなので読み進めることはできるけど、考え方やハマるポイントの違い、そして読書への対し方など考えさせられる一冊だった。 ただ、これは犯罪者だから違う訳ではなく、生まれ育った環境などの違いからくるものだと思われる。中には教授の考え方より囚人たちの考えに近いものもあったので。
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教授の赤裸々な言葉と、大胆な選書。囚人たちの、本音満載な感想。子供の読書に通ずるものがあるのかも?と思った。評価や周りの目を気にせずに素直な感想を話せる場って、大切だ。 ところで、ボランティアできてくれている教授に対して、なかなか厳しいな、刑務所。日本でもこういう取り組みが増え...
教授の赤裸々な言葉と、大胆な選書。囚人たちの、本音満載な感想。子供の読書に通ずるものがあるのかも?と思った。評価や周りの目を気にせずに素直な感想を話せる場って、大切だ。 ところで、ボランティアできてくれている教授に対して、なかなか厳しいな、刑務所。日本でもこういう取り組みが増えていけばいいのにな…増えたからと言ってなにも変わらないかもしれないが、言葉を通じて感じられるモノ、通じ合えるモノってあると思う。
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※このレビューにはネタバレを含みます
最初の方、ある意味語り手は正直すぎて、選書も自分のことしか考えていなくて、イライラが募る 自分の薄暗い空虚さを刑務所内の彼らに押し付けているようにしか見えない しかし刑務所の面々のキャラクターが魅力的で、3章以降は引き込まれてしまう(そして著者も選書を改め直す) しかしロリータでまたミスをしてしまう… メンバーたちの文学への捉え方が時々ハッとさせられることが多い 著者や自分のような頭でっかちが文体で惑わされているものの本質を切り取ってくるもの、全然違った角度で捉えているもの 読書クラブを通じて、文学を通じて、刑務所の読書クラブメンバーが更生し改めたり、心を通わせるような感動的な内容ではない 著者は選書や進め方に失敗したり、思うように進められなくてイライラしていたりする でもそれが現実であり、そういった意味でリアルな刑務所の読書クラブが描かれている そして最後にこう結論づけている 刑務所に必要なのは読書クラブではなく単位の取れる大学プログラムのようなもっと実用性のあるものだと 読書クラブで熱心に本を読んでいる時はその瞬間だけのもので、出所後は過ぎ去った過去になってしまったと まるで老人が過去を振り返る形の青春映画のようだった
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