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蒼き山嶺
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 光文社 |
発売年月日 | 2018/01/17 |
JAN | 9784334911997 |
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蒼き山嶺
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商品レビュー
3.8
32件のお客様レビュー
山に登ったことがないと、どうして山に登るのだろうと思ってしまう。そこには登った者にしかわからない何かがあるのだろう。それを少しでも経験したくなるような作品であった。公安警察に追われ、正体不明の男に追われ、動けなくなった仲間を背負い山頂を目指すシーンは、自然と体に力が入ってしまった...
山に登ったことがないと、どうして山に登るのだろうと思ってしまう。そこには登った者にしかわからない何かがあるのだろう。それを少しでも経験したくなるような作品であった。公安警察に追われ、正体不明の男に追われ、動けなくなった仲間を背負い山頂を目指すシーンは、自然と体に力が入ってしまった。100㎏の重量を背負って山に登るなんて信じられないきつさなんだろう。それでもかつての友にために歩き続けた主人公は最後に何を思ったのだろうか。とても楽しめた作品だった。
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山に登りたくなる描写が多々あってその背景が見える様な小説でした。偶然にも遭遇する所はフィクションだとして昔の盟友の絆が熱く感じて個人的には好きな話です。最後の締まりがもう少しものたりなさを感じて…この評価です。
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馳星周さんらしいハードボイルドタッチの読み口と、ある理由のために日本海を目指す2人の男の物語が上手く合致している。登場人物が極端に少ないのに、何故日本海を目指すのか、が後半まで不明のため謎の提示の形としても見事に収まっている。そして何と言っても2人の男(主人公の得丸と警視庁公安部...
馳星周さんらしいハードボイルドタッチの読み口と、ある理由のために日本海を目指す2人の男の物語が上手く合致している。登場人物が極端に少ないのに、何故日本海を目指すのか、が後半まで不明のため謎の提示の形としても見事に収まっている。そして何と言っても2人の男(主人公の得丸と警視庁公安部の池谷)とK2にて亡くなった若林の3人の友情小説としても楽しめるのがピカ一。その都度で挿入される大学時代のエピソードがいちいち胸アツでエッセンスとして抜群。山岳小説はこういう読み方が出来るので良い。
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