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憑き御寮 よろず建物因縁帳 講談社タイガ
定価 ¥792
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2018/01/22 |
JAN | 9784062941068 |
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憑き御寮 よろず建物因縁帳
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憑き御寮 よろず建物因縁帳
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商品レビュー
4
29件のお客様レビュー
シリーズもの。 家系図が頭の中に入ってないと、なかなかついていけず苦戦しましたが、面白かったです。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「御寮」は「御料」だと思っていたが、どちらの表記でも同じ意味のようだ。 寮の時から、建物を想像していたが、中盤に「ごりょうにん」の表記が出てきて気づいた。 他にも読みづらい名詞が所々に出てくるが本シリーズではいつものこと。 本作はよろず建物因縁帳シリーズの三作目に当たるが、シリーズが進んでもその面白さが失われていくことはない。 シリーズが進んだことで、主要登場人物の春菜は怪異に対して変な否定をしなくなり(;本文中に認めざるを得ない旨の説明がある)、無意味な抵抗をしないことで物語がスムーズに導入されていくことになった。 一作目に感じ、楽しんだ、建物の中の不気味さの表現は健在で、本作では一作目と同じ”蔵”を舞台としながら、全く異なる恐怖心のあおり方をしてくる。むしろ舞台は、蔵というよりは屋敷というべきか。 一人で夜中に呼んでいると不意に部屋の扉が開きそうな、後ろに人が居そうな、怖さを味わえる。 作者がデザイン事務所を経営しているためか、文化財の展示や企画、工事などが毎回細かく描写され、物語の隅に入り込んでくる。これが良い意味のフレーバーとなって物語と読者の現実世界とをつなげ怖さの元になっていると感じる。 前2作で少し不満であった容量の少なさ(200ページ程度だったか)が今作では解消され(300ページくらいになっている)、しかし、冗長では無く楽しめた。 本作の因縁を祓う(封じる?)シーンは、相手が強力なためか過去作よりも緊迫感が強く、また、私自身が周りの寝静まった夜中に読んでいたこともあって、自分も儀式に参加しているような緊張感の中で一気に読み抜いてしまった。 緊迫した因縁祓いの後は、穏やかな、しみじみとしたエピローグがあり、心を和ませ、穏やかで幸せな気分で読み終わることができた。
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よろず建物建物因縁帳第三弾。リニューアルオープンする博物館展示の視察に来た春菜。たが、現場の職人が2人亡くなり仕事は止まっていた。周りの話を聞いた春菜は曳き屋の仙龍に相談する。 このシリーズ物語冒頭にまず何か良くない事が起きる。その良くない事の書き方が上手く今回もそれで掴まれた。...
よろず建物建物因縁帳第三弾。リニューアルオープンする博物館展示の視察に来た春菜。たが、現場の職人が2人亡くなり仕事は止まっていた。周りの話を聞いた春菜は曳き屋の仙龍に相談する。 このシリーズ物語冒頭にまず何か良くない事が起きる。その良くない事の書き方が上手く今回もそれで掴まれた。ザ・日本の幽霊な見た目の幽霊が幽霊あるあるの生者を誘う。そして幽霊被害者あるあるの呼ばれGOを実行している。読者としてはバッドエンドと分かっているのでドキドキしながら読む。この時点で掴まれていた。 今回の舞台はかつての豪商藤沢家。昔のお金持ちのイメージそのままに主人が後妻の入れ込んでまではあるあるだが、そこからが少々複雑になる。推理パートでは少々複雑がかなり複雑になる。個人的には藤沢家の家系図が最初にあるが、全て明らかになった後に改めて家系図を載せてもらいたかった。 前回はサニワが不発気味だったせいなのか、今回は大爆発だった春菜。気が強く、口が立ち、遠慮がない、そして謎のサニワというものを持ってる。彼女の存在がキーになるのは物語の中でも読者にとっても同じだ。
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