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レモンの図書室
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 小学館 |
発売年月日 | 2018/01/01 |
JAN | 9784092906198 |
- 書籍
- 児童書
レモンの図書室
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商品レビュー
3.9
44件のお客様レビュー
友情、ヤングケアラー、助けてくれる人々の愛情。いろんなものが詰め込まれた話だった。 でも、辛くない。夢見る主人公と親友が中心の話だから。 母の死で、精神的におかしくなりかけている父を支えるカリプソ。 父はカリプソにまで、自分と同じようにすることを求める。 でも、メイという親友がで...
友情、ヤングケアラー、助けてくれる人々の愛情。いろんなものが詰め込まれた話だった。 でも、辛くない。夢見る主人公と親友が中心の話だから。 母の死で、精神的におかしくなりかけている父を支えるカリプソ。 父はカリプソにまで、自分と同じようにすることを求める。 でも、メイという親友ができて、カリプソの心は開かれ、前に進んでいく。 メイの家族も素晴らしい。 周囲の人々によって、カリプソと父は救われていく。 カリプソの繊細な心の描写が素晴らしい。
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ちょっと衝撃だった。(後半の方⇒)いきなりパパが育てたレモンを全部投げるし、その後笑いが止まらなくなるというサイコパスを見せてきたからすごい驚いた。 、、、自分でも同じことするかもしれないけど。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
レモンのように苦くて酸っぱい日もあるけど、いつかは爽やかなレモネードになるように。 カリプソは読書が好きでいつも1人でいる。それはママがいない日々を、涙を流さない強い心を持つようにパパと暮らしてきたから。でもメイと出会って、何かが違うと感じ始めていた。ある日、ママの残した本があった場所に、パパがレモンを並べていて、ママの本が外に追いやられていたことにひどいショックを受けたカリプソは、パパと自分が危機的な状況にあることを見つめ、考え始める。強い心はどこにあるのか——。 母親を亡くし、妻を亡くして傷ついていた父親がうまく保護者の役割を果たせないのをカバーしていたカリプソが、メイと仲良くなったことで自分と父親の状況を見直していく物語である。激情に駆られることはあっても、基本的には冷静に父親の様子を観察してうまく対応しようとするカリプソの姿に、彼女が読書に費やした時間やエネルギーは確実に彼女の心を育てていたと感じる。しかし、人と関わることで気付き、成長する面があることも事実であり、メイやメイの家族との出会いがあったことを祝福したくなる。 ソーシャルワーカーのアントニアが、カリプソの緊急時に対応できなかったり、他の子の対応でも不在のタイミングがあることが書かれていることに注目した。社会福祉は行政のやるべきことだが、それだけですべてうまくいくわけではない。たとえばメイの母のような適切に対応できる周囲の人がいることもカリプソにはよかった。セーフティネットは様々な種類で複数あるべき。 訳者あとがきにレモンは欧米で「欠陥品」の意味もあり、「困難」の象徴とされることもあることを知った。梶井基次郎は檸檬を爆弾と見立てたが、確かにレモンには何か強烈な面がある。目が痛くなるような黄色、顔を顰めるほどの酸っぱさ、皮も苦い。しかしありふれた存在である。家族との関係もそのようなレモンに似ているならば、レモネードとなって爽やかで穏やかな時間の傍らにある風景を考えることもできる。
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