基礎からしっかり学ぶC#の教科書 C#7対応 構文とサンプルコードでC#が学べる入門

髙江賢(著者), 山田祥寛

• 販売会社／発売会社: 日経BP社
• 発売年月日: 2017/11/01
• JAN: 9784822298944

商品レビュー

2022/01/09

基礎からしっかり学ぶC#の教科書

執筆プロジェクト「WINGSプロジェクト」の高江賢 氏の著書です。
C#を基礎から学びたい人に文法を中心に解説した本になります。
現時点でC#は9が最新ですが、本書は7の内容になります。
基本を学ぶだけなら、大きな問題はなく、実際の作業では公式ドキュメントを見るのが良いと思います。

【本書で学べること・考えること】
- C#の基礎
- 変数とデータ型
- 式と演算子
- 制御文
- クラスの基礎とメソッド
- 継承とカプセル化
- ポリモーフィズム
- 例外処理
- 配列と構造体
- 高度なプログラミング
- クラスライブラリの活用
- GUIアプリケーションの基礎

読んでみての感想です。

仕事でC#を使用する可能性があり、C#の全体像を知りたくて本書を手に取りました。
目的は十分に果たせたと思いますので満足です。

プログラミング自体が初めての方には、少しハードルが高いと思います。
C#全体を説明しているので、範囲が広すぎですし、退屈してしまいます。
特にクラス以降はオブジェクト指向の概念が入ってくるので挫折しやすいと思います。
パーシャルクラス、抽象クラスあたりは理解が難しいです。

2018/08/15

今、業務でやっているのがC#(というよりも、WPF)なので読んでみた。
C#7になるまでにいろいろ進化してきたんだなという印象。C++とJavaのいいとこどりということもあって、確かに、Javaよりはよさそうな気がした(Javaは変なところでガチガチなイメージ。後、フォルダ階層が深くなるのが嫌)。
C#7からは、数値の指定の間にアンダースコア(_)をいれることができるということに衝撃。長い数値(特に2進数表記)だと、これでわかりやすくなるのだとか。他にこういう実装している言語ってあるのだろうか。
それと、デストラクターはいつ呼び出されるのか分からないらしい。そういうもんなのか。
オーバーフローの検出に、checked文というものを使う必要があるということも初めて知った。オーバーフローは例外にならないのか。覚えておきたい。
他に、初めて知ったことといえば、??演算子とか、?.演算子。nullかどうかの判定の時にすごい便利そう。覚えておきたい。