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歌集 風を聴く
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歌集 風を聴く

奈賀美和子(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 短歌研究社
発売年月日 2017/06/01
JAN 9784862725318

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2025/09/11

奈賀美和子さんの歌集ですね。 奈賀美和子さん(1941年、徳島県生まれ) 歌人。「星座の会」所属。 奈賀美和子さんの第六歌集です。  すれちがふ時にかすけき風を聴く    うつしみの量(かさ)互みに持てば  このわれに何も見えざるけふの空    雲雀は更にのぼりゆくらし  ...

奈賀美和子さんの歌集ですね。 奈賀美和子さん(1941年、徳島県生まれ) 歌人。「星座の会」所属。 奈賀美和子さんの第六歌集です。  すれちがふ時にかすけき風を聴く    うつしみの量(かさ)互みに持てば  このわれに何も見えざるけふの空    雲雀は更にのぼりゆくらし  ゆうなれば椿ほとほと昏みたり    紅ふかき万の花より  絡みつく何かの気配のがれんと    朝顔はまた咲きてのぼるや  寒桜ながく忘れてゐしものに    心の騒ぐごとく咲きをり  桐の花咲く中空のさやさやに    風のまぶしも階のぼりゆく  仰向けの猫をりをり見て過ぐる    路地の日向の風止むところ  柊の花の香かすかにうごく午(ひる)    かりそめならぬこゑ聞かせてよ  秋空の雲の高さとなる鳥は    地の上の影いつ棄てにしや  夏の陽にその身ほどけてゐるならん    水族みづのぬめりを反す  あぢさゐは花にふふめる露こぼす    けふ新しきその色のため  わが庭の阿波の青石ほんたうの    色取りもどす雨の一日  風草の透きて群れゐるひとところ    蝶のそよぐといふことのあり  立ち枯れてなほも直ぐ立つ太幹が    谿をへだつるここからも見ゆ  あとがきに『決して後もどりできない一回きりの「生」の、〈今この時間(とき)を生きる〉私という存在と、対象となるものが、ぶつかり合い、揺れる、目に見えない一瞬を端的に捉え、日々の持続の時間の外に切り開くことのできる一首を理想として参りました。』と、語られています。  自然と日々の生活の中に端的に捉えられた風情を、ロマンを感じさせる感性で、短歌によみうり詠み込まれています。美しい景色が眼に浮かぶ味わい深い歌集ですね(=゚ω゚=)

Posted by ブクログ

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