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池袋母子 餓死日記 覚え書き(全文) 新装版
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池袋母子 餓死日記 覚え書き(全文) 新装版

公人の友社

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池袋母子 餓死日記 覚え書き(全文) 新装版

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 公人の友社
発売年月日 2017/12/01
JAN 9784875558101

池袋母子 餓死日記 覚え書き(全文) 新装版

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2023/06/10

1996年4月27日、東京都豊島区池袋のアパートの一室で 77歳の母親と41歳の息子が亡くなっているのが発見された。 発見時には死後20日ほどが経っており、死因は餓死だった。 本書は母親が書き残した日記の全文掲載である。 夫は数年前に病死しており、病気(詳細不明)の息子と ...

1996年4月27日、東京都豊島区池袋のアパートの一室で 77歳の母親と41歳の息子が亡くなっているのが発見された。 発見時には死後20日ほどが経っており、死因は餓死だった。 本書は母親が書き残した日記の全文掲載である。 夫は数年前に病死しており、病気(詳細不明)の息子と 二人暮らし。2か月に一度振り込まれる母親の年金85,650円 が唯一の収入。これに対して、毎月の家賃は85,000円。 なので、貯えを切り崩しながらの生活だったのであろうと 想像がつく。 日記は家計簿も兼ねているのか、その日の買い物の内容と金額が 細かく記されている。 食費を切り詰める為なのだろうが、ふたりが口にしていたのは 安価なお菓子類がほとんど。時折、総菜を購入したり、夫の 月命日に御供え物として果物などの記載が見られる。 はっきり言って、面白い読物ではない。淡々と買い物内容が 記されているかと思うと、体の不調から来る不安が繰り返し 綴られている。 そして、徐々に所持金が少なくなり、口にする物がまったく なくなった1996年3月11日の記述で終わっている。 事件があった当時、行政を非難する論調があったようだが、 この母親は自ら行政に頼ることをしなかったようだ。なので、 病気でほぼ寝たきりの息子の障害者手帳の申請もしていない。 これは私の推測でしかないのだが、行政に相談したら息子と 引き離されると思っていたのではないかな。息子のことは 自分で面倒を見ると、強い信念があったように感じるし、 何かの信仰をお持ちだったようにも思う。 でも、餓死するまでに追い詰められなきゃいけないことは ないと思うんだ。日記終盤から腰痛の為に歩くのも困難に なっている母親だが、動けるうちに何かしらの打開策が なかったかと思うと残念でならない。 徐々に所持金が少なくなり、食べる物がなくなっていく 記述は切なかった。 本書は、「刊行にあたって」の版元のまえがきがあるのみ で、一切の考察をしていない。その分、母親の思いが ダイレクトに伝わって来る。 誰にも気づかれず、生活の困難に直面する人って、今後は 増えるかもしれないね。こう書いている、私の明日も 分かったもんじゃないもの。

Posted by ブクログ

2022/10/30

96年の池袋 77歳のばばさま(大正生まれ)と精神疾患?の41歳の息子が餓死 その日の買い物や食事などばばさまが細かく記録をつけている 93.12.24からの日記 最後の記録は96.3.11 「明日からは、何一つ、口にする物がない」 死後20日以上経過した4.27に発...

96年の池袋 77歳のばばさま(大正生まれ)と精神疾患?の41歳の息子が餓死 その日の買い物や食事などばばさまが細かく記録をつけている 93.12.24からの日記 最後の記録は96.3.11 「明日からは、何一つ、口にする物がない」 死後20日以上経過した4.27に発見 豊島区が6.14に

Posted by ブクログ

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