ゴールをぶっ壊せ 夢の向こう側までたどり着く技術 中公新書ラクレ

影山ヒロノブ(著者)

• 販売会社／発売会社: 中央公論新社
• 発売年月日: 2018/01/09
• JAN: 9784121506085

商品レビュー

2020/09/15

まさに私は、リアルタイムでレイジーのファンだった。レコードはもちろん、グッズもたくさん持っていた。この本で、ミッシェル（この方がやっぱり私にはしっくり来るので、あえてそう呼ばさせてもらう）が、アニソン界の中心シンガー・影山ヒロノブになるまでを、ミッシェル自身の口で語りかけてもらったような感じだった。ご本人にとっては、レイジー時代は半分黒歴史のようなものかもしれない。でも私のような往年のファンにとっては、あの時輝いていたミッシェルが、アニソン界で再び、昔以上に輝いていることは本当にうれしいし、私も頑張らなくてはと、心の底から思える。おばさんとなった今、本を読んで熱い気持ちになることもなかなかないのだけれど、私もゴールをぶっ壊さなくてはと思った。ありがとう、ミッシェル。

2018/08/25

ご存知、アニソン界のプリンス『影山ヒロノブ』さんの著書。実は、僕は LAZY 側からの興味が非常に強かった。後に LOUDNESS となる高崎晃氏と故 樋口宗孝氏の姿が描かれているのも興味深い。メタルをやりたくて大阪から上京したのに、アイドルバンドをやらされる。彼の音楽人生は、ここから描写される。

LAZY 解散後のどん底中のどん底人生を苦渋を舐めながら生きる様を、ありのままさらけ出している。まさかドラゴンボールで歌っていた時でさえ、建築現場で働いていたなんて知らなかった。ここまでさらけ出せるのは、彼自身が経験し分析し、学んだことから明確に夢を目標に変えることが出来たからだろう。

またアニソン全体に対して、危惧しているところも赤裸々に告白している。その作品に対して造詣のないタイアップ曲や、売れ線狙いの二匹目のどじょう的グループ量産。もっと音楽性を打ち出して、個性を出していかないとアニソンはダメになるし、海外の ANISON 勢に負けてしまうだろうという。もはや日本だけのものではないという。

読者に対しては、ゴールらしきものが見えたとしてもそれはゴールじゃないので、蹴散らして更に先を目指そうというのが彼からのメッセージである。もちろん全貌はここでは書ききれないので、興味があれば是非お読み頂きたい。

僕はカラオケに行くと必ず『覚悟完了!』と『聖闘士神話 ソルジャー・ドリーム』を歌う。あのメロディと影山ヒロノブ氏の声がマッチして初めて完成する至高の名曲であることは分かっている。だが、歌うことで僕は影山バイブスを体感できるのだ。ありがとう、影山ヒロノブ！

2018/06/11

angelaのBeyondツアー福岡公演でatsukoさんがかなりネタにされてたので購入。

子供の頃はまさに「ドラゴンボールZ」見ながら晩御飯食べてた世代なので、「CHA-LA HEAD-CHA-LA」の製作当時の話には本当に驚きました。
生活のために土方仕事しつつ、歌手続けてらしたのか…！って

個人的にはLinked Horizonも大好きなので、Revoさんかなり褒められてて嬉しかった！
団長めっちゃ褒められてる…！……っていうか、影山さん関係以外でジャケ写載ってるアニソン「じゆしん」ぐらいやん…！って（笑）