最後はなぜかうまくいくイタリア人 日経ビジネス人文庫

宮嶋勲(著者)

• 販売会社／発売会社: 日本経済新聞出版社
• 発売年月日: 2018/01/06
• JAN: 9784532198480

商品レビュー

2024/09/24

イタリアに対して持つ印象は間違ってないのだけど、それがどこから来るのかがわかる素晴らしい本。ボリューム感もちょうどいい。
日本ではよくないとされることでも、イタリアではいいことになることがある面白さ、世界は広いんだと改めて思います。下記最終章から抜粋。

「最高のサービスが受けられる社会は、同時に最高のサービスを提供するために厳しい労働をしなければならない社会でもあるのだ」

「上を目指しすぎて磨耗してしまうよりも、寛いで、ゆったりとした人生を過ごそうというスタンスである。だからイタリアは何もうまくいっていないのに、なぜか人々は精神的余裕があって、幸せそうだ。あまりお金がなくても、楽しそうなのである」

「すべてがうまく作動するということはそれ自体が目的なのではなく、それにより人が幸せになってこそ、初めて意味がある」

2024/09/17

私はあまり海外に行ったことがなく、日本は真面目で几帳面で内気な人が多く、海外はみんなコミュ力高くて自由な感じだろう！と勝手に決めつけていましたが、もちろん海外といっても一括りにできるものではなかった。

まずヨーロッパ内でも仕事が円滑に進む国、芸術に優れている国など国ごとに特徴がある。それどころか、地域によっても考え方や好みなどが違ってくるものだ。ワインに携わるお仕事をされているのもあり、多様なイタリア人の生き様を実体験ベースで語っており読みやすかった。自分も行ってみたい！

2024/09/10

読みながら、え〜っとか、クスッとか、とんでもないとか思いながらも少し憧れも感じてしまいました。もちろん日本の良さもあるけれど、イタリアっぽいこともあっても良いじゃない、なんて思ったりします。