帝王切開の強化書 Kaiserを極める

西島浩二(編者), 吉田好雄

• 販売会社／発売会社: 金原出版
• 発売年月日: 2017/11/30
• JAN: 9784307301343

商品レビュー

2020/10/29

福井大学の先生。すべての患者を前置癒着胎盤であると想定して膀胱剥離を行う日頃のトレーニング
怖いよぉ
胎児娩出の際は慌てず経膣分娩に近い状態で適度のストレス与えた方が出生後の呼吸障害の抑制によい。胸を軽く圧迫しながらゆっくり娩出する。

胎盤は、臍帯を軽く牽引しながら自然に剥脱させる

横切開：術後疼痛少ない瘢痕ヘルニア少ないが、視野に制限あるから癒着、時間1-2分遅い

腹膜に小さな穴をあけて、空気が入ると腹膜が膨張する。どんなに癒着があっても絶対に腸管を傷つけないという強い気持ちをもって行う

選択的帝王切開は39週以降に行うべき。でも待機中に陣痛きてしまうかも
子宮破裂では娩出に30分以上要すると重篤な神経学的後遺症

子宮下部横切開であっても上下の筋層断面なな厚みの差が生まれることは解消できない
子宮筋層の最初の一切りは大胆に長く6cm以上

連続縫合でなく単結節縫合をするのは、血流障害を防ぐため

癒着防止剤
セプラフィルム：生体吸収性。24-48時間以内に水和したゲル状になり物理的に隔離することで癒着防止する
インターシード：6-8時間でゲル化。フィブリンの交通を遮断することで癒着形成を防止する

早産児の帝王切開：分娩外傷を防ぐため幸帽児で娩出

オキシトシンは急速静注で死亡例あり。点滴静注する

2017/12/11

腹膜外帝王切開術や
子宮底部横切開術など
馴染みの少ない術式も、多くの写真付きで説明され、
とても分かりやすかった。