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アイヌ語地名と日本列島人が来た道
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
発売年月日 | 2017/10/01 |
JAN | 9784309227122 |
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アイヌ語地名と日本列島人が来た道
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商品レビュー
4
2件のお客様レビュー
アイヌの方々がどのように移動し、地域に根付いて行ったのかを、フィールドワークに基づいて記されている。 複数の文献を引用、紹介しながらで、様々な説を平等に扱ってる。 素人の、ただのアイヌ好きとしては広く知見を得られて得した気分。
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アイヌの人たちの言葉が、北海道の多くの地名の元になっている。これはアイヌ語の地名を調べ上げることで、アイヌがどこからやって来たのか、どこまで南下したのかを詳細にフィールドワークしたもの。実際に現地へゆき、現地の人に聞き取りをしたこの調査は、学問的価値が高いと思う。 蝦夷(エミシ)と呼ばれた東北人の中にいたアイヌ、大陸に渡ったアイヌ、九州まで行かされたアイヌなど、思いがけない事実にも行き当る。そして、これまで諸説ある次のことについて、これらを検証して結論づけている。 アイヌは北上したのではなく、カムチャッカなどから南下した。アイヌの人たちは福島北部よりは南下していない。沖縄とアイヌはつながりがない。等々。 お互いが平和に共存しているからこそ、地名にアイヌの言葉が残ったのであり、争っていたらどちらか勝った方の地名になっていたであろう、という記述が印象に残った。アイヌ地名が東北に残っていることは、東北の人たちが共存していた証である。 アイヌが狩猟、東北の人たちが農耕をしていたので、居住地が別であったことが共存の理由であろうという。マタギもまた、アイヌの言葉に由来する。 もっと知りたくなるようなことがたくさん書いてあったが、ここでは語られなかったことも多くあった。さらに知りたくなる。
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