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退屈をあげる

坂本千明(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 青土社
発売年月日 2017/11/01
JAN 9784791770151

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商品レビュー

4.2

14件のお客様レビュー

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2024/03/03
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※このレビューにはネタバレを含みます

======================== ごはんたべて ねて うんちして 繰り返し そこでの毎日はとても退屈だったけれど こわい外の世界に戻るのは もうまっぴらだった ========================  猫側の目線で書かれた上記が下記になる。猫が本当はどう思っているかは分からないけれども、愛しい退屈と思ってくれているととても嬉しくなる。短い本だけど、猫を飼っていたことのある人ならどこかで必ず共感を得られるはず。2つの手(人間)目線のあとがきにかえた文章も共感が止まらなかった。 ======================== ごはんたべて ねて うんちして 繰り返し この愛しい退屈は 空のうえでもきっと ずっとつづくのだと思う ======================== (あとがき) クッションの上にちんまりと丸まった猫はストーブの温風にしみじみと「あったけー」という顔をした。ともかくその日から猫はわが家の一員となった。 (中略) 私は知りたかった。猫が幸せかどうかを。あの日、猫と目が合ったあの瞬間から私も猫もすべてが一変し、私は猫との暮らしを手に入れて、猫は雨風をしのげ、食うに困らない毎日を手に入れた。でも本当は外の世界にいたかったのではないか。もしあのまま死んでしまったとしても。 でもいくら考えてみたところでそれは絶対にわからない。猫がわが家にやって来るまでの間、どうやって生きてきたのかがわからないのと同じように。それはまるで開けたくても開けられない甘い香りの漂う菓子箱のようだなと思う。私はその箱を後生大事に抱えて、時には猫の匂いづけのように頬ずりをしながら生きていく。他人の目には奇異に映るかもしれないけれど、たぶんそれはともて幸せなことなのではないかと思うのだ。

Posted by ブクログ

2023/05/01

これはヤバイ、やばすぎる。 絶対に外でよんじゃいけないやつ。 タイトルの意味が分かった瞬間が特に、、、 あとがきも、もう、、、

Posted by ブクログ

2023/01/06

猫の気持ちはわかりようがないが、こんなふうに幸せな退屈を過ごせていたならいい。 我が家の家猫に対しても、外の世界の方が楽しいんじゃなかろうか、家の中の世界だけで幸せなのだろうか と常々思っていたので。

Posted by ブクログ

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