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曠野の花 新編・石光真清の手記 二 義和団事件 中公文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2017/12/01 |
JAN | 9784122065000 |
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曠野の花
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商品レビュー
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あいかわらず巻末付録の著者自筆のままと思われる別バージョンが気になる。お花との巡り合いもいくつものパターンがある。脚色か、そもそも記憶も曖昧なのか ハルビンへ西に向かっていた真清がいつの間にか方向転換してハバロフスクへ向かっていたり、のっけから記述・編集がゆるい 黒竜江事件に...
あいかわらず巻末付録の著者自筆のままと思われる別バージョンが気になる。お花との巡り合いもいくつものパターンがある。脚色か、そもそも記憶も曖昧なのか ハルビンへ西に向かっていた真清がいつの間にか方向転換してハバロフスクへ向かっていたり、のっけから記述・編集がゆるい 黒竜江事件についてはじめて知った
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ノンフィクションならではの迫力。明治時代にロシアと満州で日本陸軍の諜報員として働いた石光真清氏の手記を息子が編集した4部作の第2巻。 日露戦争前の緊迫した時代である。クリーニング屋や写真屋などの仮面をかぶりながら、石光氏はロシアや満州の状況を探る任務を負った。 当時、満州やロシア...
ノンフィクションならではの迫力。明治時代にロシアと満州で日本陸軍の諜報員として働いた石光真清氏の手記を息子が編集した4部作の第2巻。 日露戦争前の緊迫した時代である。クリーニング屋や写真屋などの仮面をかぶりながら、石光氏はロシアや満州の状況を探る任務を負った。 当時、満州やロシア東部にこんなにたくさんの日本人が暮らしていたというのが驚きである。通信手段も交通手段もほとんどない時代に、小さい町に住んでいたのだ。本書の描写を読むと、暮らし向きはとても劣悪で、過酷である。特に女性は苦しい環境にあったようだが、数か国語を話して陰でサポートしていた様子がうかがえる。 途中で病に倒れたり、捕虜になりかけたりしながらも、よくも生きて帰れたものだ、と感心する。日本人は現地では第三者的な位置づけにいたらしいが、残酷なロシア軍にばれたら終わりである。 生で体験した数少ない手記だが、これだけの歴史資料があまり読まれていないのが不思議である。
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満州の地でロシア軍や馬賊とも交友を結びながら命懸けの諜報任務に当たった様子が臨場感溢れる筆致で描かれている。
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