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列車はこの闇をぬけて
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 徳間書店 |
発売年月日 | 2017/12/01 |
JAN | 9784198645366 |
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商品レビュー
4
6件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
仲間となった見知らぬ少年(少女一人)と、貨車の上に乗って、グアテマラからメキシコを横断して合衆国を目指す物語。 旅する中で、ギャングや警察に追いかけられたり、なけなしの金を奪われたり、何度も命の危険にさらされる。果たして、合衆国に辿り着けるのか…。 途中で、本当に、もうやめて、と言いたくなるほど危険な目に合う。でも、一度、密入国してメキシコに入ってしまった以上、逃げ場はない。 そんな中、最初はお互いに警戒して疑い合い、ただの寄せ集めだった少年たちが、いつの間にか、自分たちの話を打ち明け合ったたり、仲間意識が芽生えていく。 この先、この少年たちがどうなるのか、そして、今も同じように脱出と密入国を目指す少年たちは、どうなっていくのか。 貧困が解消されない限り、問題は解決しない。
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ドイツ児童文学者が、中南米からアメリカ合衆国への不法移民の実態を取材して書かれた迫真のノンフィクション・ノベルです。グアテマラ、エルサルバドル、ホンジュラスの貧困に喘ぐ10代の若者たちが、富める国アメリカ合衆国に往ったきり戻らない親兄弟を捜し求める、メキシコ縦断の危険極まりない旅...
ドイツ児童文学者が、中南米からアメリカ合衆国への不法移民の実態を取材して書かれた迫真のノンフィクション・ノベルです。グアテマラ、エルサルバドル、ホンジュラスの貧困に喘ぐ10代の若者たちが、富める国アメリカ合衆国に往ったきり戻らない親兄弟を捜し求める、メキシコ縦断の危険極まりない旅が描かれていきます。2016年にメキシコ国境の「トランプの壁」が話題になりましたが、飢えと渇きに耐えて国境を目指す弱者を餌食にする、追剥ぎや悪徳警官ら大人たちの姿には、人間社会の得も言われぬ悲しみがひしひしと胸にこみあげてきます。
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かなりの取材をして書かれた本のようで、厳しい現実がビシビシ伝わってくる。 希望をなくさないように展開していくけれど、 実際には中途で挫折した多くの人たちがいることがよくわかってつらい。 元気な時じゃないと読めないね。厳しかった。
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