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日本軍兵士 アジア・太平洋戦争の現実 中公新書2465
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
| 発売年月日 | 2017/12/20 |
| JAN | 9784121024657 |

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日本軍兵士
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4.2
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太平洋戦争で200万人を超える死者を出した帝国陸海軍。時に「英霊」として扱われるその死の実相とは。 ----------------- 時々戦争映画では「靖国で会おう」と言って死地に赴く兵士が描かれます。現代日本でも戦死者は靖国神社で祀られ、「英霊」と呼ぶ人も少なくありません。そ...
太平洋戦争で200万人を超える死者を出した帝国陸海軍。時に「英霊」として扱われるその死の実相とは。 ----------------- 時々戦争映画では「靖国で会おう」と言って死地に赴く兵士が描かれます。現代日本でも戦死者は靖国神社で祀られ、「英霊」と呼ぶ人も少なくありません。それが大本営のプロパガンダだと分かっていても、ナラティブを捨てられない人々がいるということには日本の教育の敗北を感じます。 お国の御盾となって死んだとされる兵士たち。その内実とは実際どうだったのか。丹念に紐解いてまとめた本書を読むと、彼らの壮絶で凄惨で無惨で何の価値もない死を「英霊」と呼んではその死まで利用しつくした人間たちに対して怒りを禁じ得ません。なんという無駄死にの累積だろう。どんなに苦しく辛かっただろう。どれだけ生きて家族に会いたかっただろう。無念だけが後に残ります。 二度とこうした死を生み出さないこと。やればできる人間の仕業です。なぜ繰り返し繰り返しこんな無体な死が積み重ねられていくのか、切ないばかりの人間の歴史を思います。
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・みんな読むべき本だと思った。学生時代、『永遠の0』を読んで普通に感動したし、大人になってからも「まあお話として面白いからアリなのかな」と思ってたけど、全然ナシですね。戦争を感動物語にするのは絶対ダメだなと思った。戦争ってほんとダメ。最悪。 ・戦闘よりも行軍のつらさに耐えられなく...
・みんな読むべき本だと思った。学生時代、『永遠の0』を読んで普通に感動したし、大人になってからも「まあお話として面白いからアリなのかな」と思ってたけど、全然ナシですね。戦争を感動物語にするのは絶対ダメだなと思った。戦争ってほんとダメ。最悪。 ・戦闘よりも行軍のつらさに耐えられなくて自殺したり、上官にやられたり、捕虜になることを許されず殺されたり、そういう例が多すぎて最悪すぎるなと思った。あと日本は圧倒的に技術に遅れがあったのになんで戦争を続けてしまったのか。逆にアメリカはなんでそんなに発展してたんだろう? ・大和魂、最悪ですよ。そんな魂持って早死にするくらいなら捕虜になって(できるなら)長生きした方がいい。日本人の残虐さというか。なんかそういうものを見た感じがした。今は、技術的にはもうちょっとマシだろうけど、極限状態の精神性はなんかあんまり変わりがない感じがするから、やっぱり絶対戦争はしない方がいいなと思いました。最悪すぎる。
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戦争というものに一般市民が巻き込まれ参加せざるを得なくなった場合、どういう環境で戦わなくてはならなかったのかということを、豊富な証言とデータから紹介してくれる。 太平洋戦争における日本軍兵士の置かれた状況についてダイジェスト的に解説している。 人間としての兵士の身体を巡る諸問...
戦争というものに一般市民が巻き込まれ参加せざるを得なくなった場合、どういう環境で戦わなくてはならなかったのかということを、豊富な証言とデータから紹介してくれる。 太平洋戦争における日本軍兵士の置かれた状況についてダイジェスト的に解説している。 人間としての兵士の身体を巡る諸問題、被服、糧食、体格、メンタルな面も含めた健康や疾病の問題。 日本の死亡者、被害者はほとんど1944年の絶望的な戦局が陥落し、航空機による日本本土直接爆撃が容易になった、絶望的な状況下でその被害のほとんどが生じている。 航空機による日本本土爆撃が行われるようになった時点で、日本が勝利する見込みは全くなくなったにもかかわらず、戦争を止めることができなかった。 空襲などによる日本国内の戦災死没者は約50万人であるが、この50万人は基本的に1945年8月以降の絶望的な戦況における死傷者であり、マリアナ海戦に敗北し、沖縄等が陥落した場合で敗戦を受け入れていれば、ほとんど生じることがなかった。日本政府、日本の指導者の無能、天皇の無責任、無関心さには慄然とする。恐ろしいことに、日本政府、日本の指導者は、日本国民、日本市民の命をアメリカの空襲、航空攻撃にさらすことに何の良心も感じない、良心の呵責を全く感じない。 戦死者のうち、実際に戦って死亡したのは3割程度に過ぎず、残りの6割ぐらいは餓死や自殺、病死によるものである。 日本軍という組織は非合理的で科学的なデータを信じず、また兵隊をまるで駒のように、全くその人間の生きた有機的な配慮が必要な人間として扱わない。組織の非合理性、残酷さがよく現れている。 連合軍は兵士に一定期間ごとに本国への帰還と休暇、訓練を与えていたが、日本軍は1931年の満州事変以降、45年の壊滅的な無条件降伏まで全く兵士に休暇というものを与えていなかった。 慣性の法則といった基本的な物理法則さえ無視されたこと、国家レベルで大々的に行われ、最も国家にとって貴重な若い男性の命が、いたずらに無駄に数万人単位で使われた。 当時の日本の科学は一部のレベルでは、物理学であっても長岡半太郎のZ鋼など、一部のレベルでは世界レベルにあったにもかかわらず、中等教育の基本的な物理法則さえ無視されたような施策が、精神力やその場の雰囲気によって決定され、それによって何万人もの若者が死に至らしめられた。 航空機による通常の攻撃法では、落下する爆弾に加速度がつくため、破壊力や貫通力はより大きなものとなる。しかし、体当たり攻撃では、急降下する特攻機自体に揚力が生じ、機体自体がエアブレーキの役割を果たしてしまうため、機体に装着した爆弾の破壊力や貫通力は、爆弾を投下する通常の方法よりかなり小さなものになる。体当たり攻撃で大型艦を撃沈できないのは、この理由による。 体当たり攻撃による破壊力、打撃力の低下を実証して見せたのが、米海軍駆逐艦ラファエルである。ラファエルは、80分間の間に22回の特攻攻撃を受け、特攻機6機と爆弾4発が命中するという大きな被害を被った。しかし、沈没することなく、駆逐艦とタグボートに曳航されて泊地にたどり着き、そこで応急の修理を受けた後、自力で母港まで帰投している。 6機の特攻機が命中しても、駆逐艦という小型艦艇を沈没させることはできなかった。
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