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日本軍兵士 アジア・太平洋戦争の現実 中公新書2465
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日本軍兵士 アジア・太平洋戦争の現実 中公新書2465

吉田裕(著者)

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日本軍兵士 アジア・太平洋戦争の現実 中公新書2465

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社
発売年月日 2017/12/20
JAN 9784121024657

日本軍兵士

¥902

商品レビュー

4.3

86件のお客様レビュー

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2024/06/07

日本軍兵士を多面的、かつ客観的に分析した本。読めば読むほど、日本軍の粗探しのような評価、残念な感情が増幅する。 軍人、軍属の戦没者230万人のうち餓死、マラリアなどの病死が140万人。特攻隊にはヒロポン。特攻隊の爆弾は機内にあって破壊力が落ちるため、激突前に爆弾を降下させた方が...

日本軍兵士を多面的、かつ客観的に分析した本。読めば読むほど、日本軍の粗探しのような評価、残念な感情が増幅する。 軍人、軍属の戦没者230万人のうち餓死、マラリアなどの病死が140万人。特攻隊にはヒロポン。特攻隊の爆弾は機内にあって破壊力が落ちるため、激突前に爆弾を降下させた方が合理的であったが切り離せないな機体もあった、など。 また、戦況の変化についても詳細に記される。開戦から1942年5月までは日本軍の戦略的攻勢期。短期間に東南アジアから太平洋に領土を拡げた。まだ、太平洋地域で陸海軍ともアメリカを上回っていた。しかし、1942年のミッドウェー海戦で空母4隻を失い敗北。43年、ガダルカナル島での敗北により、日本の敗勢は明確に。44年、マリアナ諸島のサイパンでマリアナ沖海戦に敗北。アメリカはここにB29の発車基地を築き、日本本土を行動圏内へ。 「偏執病的な作戦至上主義」、餓死者の話が辛い。

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2024/06/05

太平洋戦争の後期 日本軍兵士の悲惨な現状 現実が 面々と 綴られているなぜ なぜ死んでいくのか 自殺という現実 生き残った兵士たちも 行軍で疲労困憊していく 前線で神経症になってしまうケースもいることが報告されているが 戦後はその状態を引きずってどのように生きていたのだろう ...

太平洋戦争の後期 日本軍兵士の悲惨な現状 現実が 面々と 綴られているなぜ なぜ死んでいくのか 自殺という現実 生き残った兵士たちも 行軍で疲労困憊していく 前線で神経症になってしまうケースもいることが報告されているが 戦後はその状態を引きずってどのように生きていたのだろう 覚醒剤 ヒロポン 多用されたことが報告されている 戦後をしばらくはその副作用に悩まされることとなる

Posted by ブクログ

2024/04/16

ガダルカナル島での消耗戦後は日米間の海軍戦力の格差が急速に拡大し、マリアナ沖海戦で日本機動部隊は事実上壊滅、サイパン島陥落でB-29による日本本土爆撃も可能となった。制海権・制空権を奪われて兵員・物資の輸送も困難となり、日本軍はフィリピン、硫黄島、沖縄などで絶望的な戦いを繰り広げ...

ガダルカナル島での消耗戦後は日米間の海軍戦力の格差が急速に拡大し、マリアナ沖海戦で日本機動部隊は事実上壊滅、サイパン島陥落でB-29による日本本土爆撃も可能となった。制海権・制空権を奪われて兵員・物資の輸送も困難となり、日本軍はフィリピン、硫黄島、沖縄などで絶望的な戦いを繰り広げることになる。政府によればアジア・太平洋戦争での戦没者は約310万人だが、著者の推計によればそのうちの9割はこの時期、すなわち1944年以降に集中しているという。こうした戦局の悪化が兵士たちの心身にどのような影響を与え、どのような死をもたらしたのか。そこに日本軍兵士としての特徴を剔抉できるなら、帝国陸海軍に内在するどのような構造的特質がそれらを生み出したのか。餓死、マラリア、戦争栄養失調症、海没死、特攻死、自殺、戦争神経症、覚醒剤など様々なテーマを追い、兵士たちが直面した凄惨な現実を明らかにする。

Posted by ブクログ

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