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鬼面の研究 新装版 講談社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2017/12/15 |
JAN | 9784062938099 |
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商品レビュー
3
5件のお客様レビュー
「栗本薫」の長篇ミステリ小説『新装版 鬼面の研究』を読みました。 ここのところ国内ミステリ作品が続いています。 -----story------------- 閉鎖的な集落、ダイイングメッセージ、首のない死体、読者への挑戦状―― 探偵小説のエッセンスを詰め込んだ金字塔、待望の新...
「栗本薫」の長篇ミステリ小説『新装版 鬼面の研究』を読みました。 ここのところ国内ミステリ作品が続いています。 -----story------------- 閉鎖的な集落、ダイイングメッセージ、首のない死体、読者への挑戦状―― 探偵小説のエッセンスを詰め込んだ金字塔、待望の新装版化! 九州の秘境にある集落を、大手テレビ局のドキュメンタリー番組で取材することになった「森カオル」。 なぜか「伊集院大介」は同行を申し出る。 鬼の子孫を自称し伝説と因習に生きる住民と、やらせ体質の強いテレビスタッフが対立するうち次々と犠牲者が。 不可解な連続殺人の謎に「伊集院大介」が挑む、探偵小説の傑作。 〈解説 福井健太〉 ----------------------- 1981年(昭和56年)に、講談社発行の月刊小説誌『週刊現代臨時増刊号』に一挙掲載された「伊集院大介」シリーズの第3作となる作品です… 講談社文庫の新装版で読みました。 ■プロローグ ■第一課 十三人の乗客の研究 ■第二課 謎の村人の研究 ■第三課 嵐の山荘の研究 ■第四課 ダイイング・メッセージの研究 ■第五課 見立て殺人の研究 ■第六課 予告殺人の研究 ■第七課 首のない死体の研究 ■第八課 読者への挑戦の研究 ■研究発表 大団円 ■エピローグ ■解説 福井健太 取材で訪ねた九州・宮崎の秘境・鬼家荘(くがのしょう)… 嵐のために外界との連絡を断たれたロケ地で取材班が1人また1人と殺されていく、、、 鬼の子孫を自称し伝説と因習に生きる住民と、やらせ精神あふれる現代の鬼っ子・テレビ人間の間に起こる連続殺人事件の謎に、名探偵「伊集院大介」と「森カオル」の名コンビが挑む。 怪しげな伝承の残る閉鎖的な集落、そこへ通じる唯一のルートである吊り橋が落ちることにより生じるクローズドサークル、ダイイングメッセージ、殺人予告、首のない死体、そして、読者への挑戦状が織り込まれた、本格ミステリの要素がたっぷり詰まった作品でした、、、 でも、何だか物語に入り込めなかったんですよねー 語り手の「森カオル」に共感できなかったからかな… 期待していただけに、やや物足りない印象が残りました。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
全編に渡って、かなり薄っぺらな「文明対未開」の構図に則った、ちんけな文明批評を読まされる。今の目から見たら、さすがにこれはクズだろうと、言いたいのだが言えない。発表当時は案外気の利いた見解だったかも知れないだけに、どうしてくれよう。 ミステリとしては「読者への挑戦状」にびびった。これはどう読んでも挑戦状を入れるようなミステリではない。伊集院もいきなり真相を語るだけで、推理の過程はほとんど口にしない。ほぼ蓋然性の推理。洒落なんだろうなあ。
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読み始めてからなんだかデジャブを感じたら、以前読んだ作品だった。主人公と伊集院大輔の関係のわかりにくい。横溝正史を連想する物語。
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