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大英帝国という経験 興亡の世界史 講談社学術文庫2469
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2017/12/01 |
JAN | 9784062924696 |
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大英帝国という経験
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商品レビュー
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英国は世界史の中で中心的に活躍する国の一つなのですが、私たちはその歴史については今ひとつ理解していないようです。たとえばなぜあれほど強大な国であるのに、国内にスコットランドや北アイルランドなど反イングランドの地域を抱えているのか?、なぜあんなにも小さな島国が世界帝国として君臨で...
英国は世界史の中で中心的に活躍する国の一つなのですが、私たちはその歴史については今ひとつ理解していないようです。たとえばなぜあれほど強大な国であるのに、国内にスコットランドや北アイルランドなど反イングランドの地域を抱えているのか?、なぜあんなにも小さな島国が世界帝国として君臨できたのか?、黒人が多いのは何故なのか?、日英同盟はなぜ締結されそして更新されなかったのか?などなど この本は、平面的な英国史というよりも、人物や事件を取り上げながら大英帝国という実像を描いているので、とても興味深く読むことができました。そして何よりも感じたことは日英同盟締結(1902年)の理由の一つに「国民の退化」という問題があった。南アフリカ戦争への志願者の6割が産業革命による少年労働などで、兵士としての肉体的な基準を満たさなくなっており、その30年前ころより出生率も低下していたようだ。 そして少年労働は単純で長時間で低賃金の労働を少年に強いることから1898年頃から「フリーガン」が登場してロンドン大騒動を引き起こすようになる。 ローマ帝国崩壊の一因は、ローマの若者たちが兵士としてかつて祖先が持っていた身体的な水準から後退してしまったことにあるのだ。 そして日本もまさに英国の1900年前後にかけて国民の「退化」現象が起こったのと同じ現象が平成を通じて起こっている。自国の防衛をアメリカに任せているのはまるでローマ帝国時代の若者が競技場の剣闘士の試合に熱狂し、兵士としての鍛錬を忘れてしまっていたのと似ている。ゲルマン傭兵に帝国防衛を任せたローマ帝国は、やがて彼らに帝国を乗っ取られて滅亡したのです。 ブレグジットのイギリスは、どこへ行くのだろう。そして何も戦略を持たない日本はいったいどうなってしまうのだろうと今更ながら心配になった。
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先に中公新書の『茶の世界史』を読んだばかりなので、関連していてちょうど良かった。 もちろん、「大英帝国」をこのボリュームで語るのだから詳細は無理なのですが(当たり前)ああ、大英帝国ってのは、米国に独立されてからが本番だったのねぇと改めて認識するに至る。 大きな時間軸で言えば、世界...
先に中公新書の『茶の世界史』を読んだばかりなので、関連していてちょうど良かった。 もちろん、「大英帝国」をこのボリュームで語るのだから詳細は無理なのですが(当たり前)ああ、大英帝国ってのは、米国に独立されてからが本番だったのねぇと改めて認識するに至る。 大きな時間軸で言えば、世界は未だに大英帝国が定めたフォーマットの上で動いているんだなあと。 そして、奴隷貿易を率先して行いながら、奴隷解放に率先して動く「君主豹変す」 何度でも変われる。変わってきたってのが、「大英帝国」繁栄の礎なんだろうなあと。 もちろん、全てが光ではなくて、今も中東がああなのは、英国の「三枚舌外交」による物なのは言うまでも無い。(英国だけに全ての責を押しつけるのはアンフェアにしても、主犯は英国) ただし、文庫版あとがきは頂けない。酷い。イデオロギーが臭い。何が「知の軍事化に警鐘を」だよ。ただの左翼じゃねえか。英国がWW2において、科学技術を総動員して戦ったのは常識だろうが。新たにわかった事みたいに行ってるんじゃねえよ!(☆一つ減
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