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コミュニティ 安全と自由の戦場 ちくま学芸文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2017/12/01 |
JAN | 9784480098252 |
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商品レビュー
4
7件のお客様レビュー
第110回アワヒニビブリオバトル テーマ「文庫本」第2ゲームで紹介された本です。ハイブリッド。チャンプ本。 2024.2.6
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不安定で先行きの見えない社会情勢の中で「コミュニティ」つくりに関わる取組みやその重要性への期待は年々増してきているように思う。私自身も非営利組織の支援に関わる中で真摯にコミュニティに向き合おうとしている方々と多く仕事をしている。そんな時だからこそ読みたい本。グローバル化が進展し歴...
不安定で先行きの見えない社会情勢の中で「コミュニティ」つくりに関わる取組みやその重要性への期待は年々増してきているように思う。私自身も非営利組織の支援に関わる中で真摯にコミュニティに向き合おうとしている方々と多く仕事をしている。そんな時だからこそ読みたい本。グローバル化が進展し歴史的に個人を(良かれ悪しかれ)包み込んできた地域や国家や企業の枷が緩み、”エリート”と”ゲットー”の分断が進む中で不安な個人が求めるコミュニティの利点だけでなく懸念点を理解することは非常に重要と感じる。読みやすくはないがコミュニティに関わる人には一読してもらいたい
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”2017年に亡くなった社会学者 ジグムント・バウマン氏による、ややシニカルなコミュニティ論。2001年発刊の原著が 2007年に邦訳されており、2017年に文庫化されたもの。 序章「ようこそ、とらえどころのないコミュニティへ」で、「コミュニティ」とは、安全と自由のトレードオフ...
”2017年に亡くなった社会学者 ジグムント・バウマン氏による、ややシニカルなコミュニティ論。2001年発刊の原著が 2007年に邦訳されており、2017年に文庫化されたもの。 序章「ようこそ、とらえどころのないコミュニティへ」で、「コミュニティ」とは、安全と自由のトレードオフの場であることを指摘。エリートと非エリート、グローバルとローカル のように敵対する一派におけるコミュニティの意味を解説。 <抄録(抜き書き)> ・仲間や社会は悪いものでありうる。しかしコミュニティはそうではない。コミュニティは、いつもよいものだと感じられるのである。 ※companyやsocietyは悪いものとして非難の対象になるが、「コミュニティ」という言葉の語感(feel)はよいもだ、という主張。一方で、「現実」は非常で、競い合って、手の内を見せず、他人に頼るなといわれる時代である、と。 ・これはまさに、「厳しい現実」、明らかに「非コミュニティ的」な、あるいははっきりと反コミュニティ的な現実とは異なる、「温かい感じ」に満ちた想像のコミュニティである。(略)想像の(仮定の、夢想の)コミュニティは、よく生育する。その晴れわたったイメージに混乱をもたらすのは、別の差異である。すなわちそれは、夢想のコミュニティと「現実のコミュニティ」との間の差異である。 ・人間の集合体が「コミュニティ」として経験されるのは、長い歴史と、それ以上に長いかと思われる余命を通じて、相互作用が頻繁かつ濃密に交わされるなかで、人々に共有される伝記的な記憶を源として、その集合体が「固く結びついている」場合だけである(3章) ・倫理的なコミュニティは、長期の関与、譲ることのできない権利と揺るぎない義務から作り上げられる必要がある。永続性が期待できる(略)からこそ、未来を計画したりプロジェクトを構想したりするときに、既知の変数として扱うことができるのである (5章) ・安心は、異文化間で対話が行われるのに必要な条件である。それなしで、コミュニティが互いに心を開くことも、対話に乗り出すことも、まずない。対話は、一つ一つのコミュニティを豊かにするとともに、コミュニティの枠を越えて人間性の共有をうながす。(9章) <きっかけ> 「つながり」本の購入ついでに、気になっていた本書も購入しました。”
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