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ラ・ミッション 軍事顧問ブリュネ 文春文庫
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ラ・ミッション 軍事顧問ブリュネ 文春文庫

佐藤賢一(著者)

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ラ・ミッション 軍事顧問ブリュネ 文春文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2017/12/05
JAN 9784167909758

ラ・ミッション

¥715

商品レビュー

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3件のお客様レビュー

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2021/10/18

最近上映中の幕末映画にもでていたジュール・ブリュネが主人公のお話。 エスプリを重んじるブリュネは読んでいて好感が持てる設定で、またフランス人の視点から幕末の政治情勢と日本人の気質を解釈して描いているので、他の幕末を題材にした小説とは異なる読み応えがあるかと思います。

Posted by ブクログ

2021/07/25

幕末の江戸幕府フランス軍事顧問団の副団長ジュール・ブリュネを主人公とした歴史小説である。ブリュネは幕府の近代的陸軍「伝習隊」創設を指導し、戊辰戦争では五稜郭で戦った。 著者の作品はフランスの歴史小説が代表的である。近年は『女信長』『新徴組』など日本の歴史小説も手掛けている。本書は...

幕末の江戸幕府フランス軍事顧問団の副団長ジュール・ブリュネを主人公とした歴史小説である。ブリュネは幕府の近代的陸軍「伝習隊」創設を指導し、戊辰戦争では五稜郭で戦った。 著者の作品はフランスの歴史小説が代表的である。近年は『女信長』『新徴組』など日本の歴史小説も手掛けている。本書は日本の幕末明治を舞台にフランス人を主人公とした作品であり、日本と西洋が重なる。デビュー作『ジャガーになった男』も日本と西洋が重なる作品であった。ブリュネは自分達を義侠心に厚いダルタニャンになぞらえている。フランス歴史小説を書いてきた著者らしい。 ブリュネは熱い男である。戦友を大事にするという意識がある。長いものに巻かれるズルさとは対照的である。このような熱いキャラクターは、著者の小説の定番である。そして敗者を描きながらも、清々しさを与える点も著者らしい(「佐藤賢一と藤本ひとみ~フランス歴史小説から幕末物へ」日刊サイゾー2011年10月17日)。 本書はフランス人の視点で書かれている。フランス語ではHを発音しないため、横浜はヨコアマ、函館はアコダテと表現される。これによって歴史小説として定番の幕末物ながら、新鮮さを出している。薩摩長州は理不尽である。反攻せずに恭順を唱えた徳川慶喜も無責任であり、理不尽である。外国人の視点で語られると尚更、理不尽さが浮かび上がる。 当時の欧米人にとって日本の政治は理解困難と思われるが、本書のブリュネらは自国の封建時代と重ね合わせることで、かなり正確に理解している。文明人には理解できない野蛮人という傲慢さはない。そこに好感が持てる。

Posted by ブクログ

2017/12/28

【?ラストサムライ?が見た日本の幕末とは】幕府の軍事顧問だったフランス軍人ブリュネは、日本人の士道=エスプリに感じ入り、母国の方針に反旗を翻して戊辰戦争に身を投じる。

Posted by ブクログ