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酒味酒菜 中公文庫
定価 ¥880
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
| 発売年月日 | 2017/11/01 |
| JAN | 9784122064805 |
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酒味酒菜
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商品レビュー
3.3
4件のお客様レビュー
気楽に読める料理随筆。編集付記にあるように、同じ話が繰り返し語られたりするけれど、居酒屋で(ああ、あの人、またこの間と同じ話しているな)と思うような感じであり、気にならない。酒の肴を自分で作る。独酌だけでなく、自ら居酒屋やバアまで経営してしまう。作る料理の材料は、海や山で摘んで...
気楽に読める料理随筆。編集付記にあるように、同じ話が繰り返し語られたりするけれど、居酒屋で(ああ、あの人、またこの間と同じ話しているな)と思うような感じであり、気にならない。酒の肴を自分で作る。独酌だけでなく、自ら居酒屋やバアまで経営してしまう。作る料理の材料は、海や山で摘んできた山菜だったり、払い下げられた臓物だったり。一人で飲むときは、知らない客に話しかけないこと、飲み食いが中心であることを忘れないことと説く「居酒屋でのエチケット」(pp131-135)と、敗戦後疎開地で死んだ母親の食に対する渇望と、その果てのせつない行動が書かれた「母の舌」(pp206-209)がいい。
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『わが酒』の章を読んでいると、ただただなんて破滅的な人なんだと衝撃を受ける。 書名通りの内容なのだが、酒のインパクトが想像以上に強すぎる。 酒菜は、つまやかなものが多分にあれど、素材を生かす、素材自体を楽しむことをごく自然にされ、それを楽しげに見せてくれる。 じっくり読むより...
『わが酒』の章を読んでいると、ただただなんて破滅的な人なんだと衝撃を受ける。 書名通りの内容なのだが、酒のインパクトが想像以上に強すぎる。 酒菜は、つまやかなものが多分にあれど、素材を生かす、素材自体を楽しむことをごく自然にされ、それを楽しげに見せてくれる。 じっくり読むよりか、電車やトイレ休憩といった隙間時間でサラッと読むのがしっくり来る。
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著者の木訥な人柄が窺える。「お腹壊すぞ」みたいなものも食べていてハラハラする。 生活に困窮したと聞いたけど生まれは裕福な育ちに見える。
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