1,800円以上の注文で送料無料
加藤周一著作集(4) 日本文学史序説 上
  • 中古
  • 書籍
  • 書籍
  • 1220-01-09

加藤周一著作集(4) 日本文学史序説 上

加藤周一(著者)

追加する に追加する

加藤周一著作集(4) 日本文学史序説 上

定価 ¥4,180

1,375 定価より2,805円(67%)おトク

獲得ポイント12P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 平凡社
発売年月日 1979/06/01
JAN 9784582365047

加藤周一著作集(4)

¥1,375

商品レビュー

3

2件のお客様レビュー

レビューを投稿

2026/01/23

著者の代表作である『日本文学史序説』の前半部分にあたる、古代から近世初頭までを収録しています。 本作は、批評家である著者によって書かれた、日本文学史の全体像の概説です。専門分化のいちじるしい現代では、特定の専門領域をもつ文学研究者がこうした試みをおこなうことはほとんど不可能とな...

著者の代表作である『日本文学史序説』の前半部分にあたる、古代から近世初頭までを収録しています。 本作は、批評家である著者によって書かれた、日本文学史の全体像の概説です。専門分化のいちじるしい現代では、特定の専門領域をもつ文学研究者がこうした試みをおこなうことはほとんど不可能となっています。日本文学の研究者である小西甚一には、『日本文学史』(1993年、講談社学術文庫)という、ひろく読まれている名著がありますが、これは「文芸」という観点に限定して、日本文学史をたどる内容となっています。また、批評家で詩人でもある大岡信にも『あなたに語る日本文学史』(2023年、角川ソフィア文庫)という作品がありますが、こちらは大岡の専門というべき和歌・俳句・詩などを中心とするものです。 これに対して、本作でとりあげられている「文学」のうちには、親鸞や道元といった思想家までもがふくまれているばかりか、世阿弥や雪舟、本阿弥光悦といった芸術家に分類される人びとにまで説きおよんで、文学を中心とする日本文化のたどってきた歴史の全体を概観する、ひとつの観点を提示しています。たとえば、本作の最初にとりあげられているのは、『古事記』でも『万葉集』でもなく、聖徳太子によって制定されたとつたえられる『十七条の憲法』です。 その観点とは、仏教や儒教に代表される外来の思想と、日本列島に暮らす人びとが伝統的に引き継いできた土着的世界観の混じりあいを解きほぐす見かたといってよいでしょう。たとえば『今昔物語集』には、仏教説話と呼ぶことのできるエピソードが多くふくまれていますが、それは仏教的世界観を理論的に解明することを目的としたものではありません。むしろそこには、因果応報の概念が庶民のうちに定着するために被ることになった変容のありようが示されています。このような変容をもたらす要因として、著者は日本の土着的世界観を浮き彫りにすることをめざしています。

Posted by ブクログ

2024/05/14

加藤周一さんの書く理路整然とした 文章が好きだ。 日本文学史を古事記・日本書紀から江戸初期の 本阿弥光悦の頃までを上巻に書いた。 文学史を勉強してきた背景のない 私にとってはなかなかに厳しい内容では あったが、難しすぎるところは 拾い読みをしつつ読了。 古事記などは地方伝承の...

加藤周一さんの書く理路整然とした 文章が好きだ。 日本文学史を古事記・日本書紀から江戸初期の 本阿弥光悦の頃までを上巻に書いた。 文学史を勉強してきた背景のない 私にとってはなかなかに厳しい内容では あったが、難しすぎるところは 拾い読みをしつつ読了。 古事記などは地方伝承の神話の断片に宮廷や民間に知られた歌謡を織り込み、大陸文芸の修辞・史書の形式・儒教思想を加えて整理したとある。編者を評価している。 丹後国風土記の語る浦嶋子では大陸の伝説の影響を大きく受けていることの評価も面白かった。 日本霊異記にある中巻、第二十五の鬼の話はとても興味深かった。これは地獄の沙汰も金次第の語源ではなかろうかと思ったがどうなのだろう。 加藤氏の竹取物語の構成への評価がすごい。きちんと読み直してみよう。 あとがきによれば、下巻のボリュームがすごいとある。読み切れるか自信はないが、上巻を読めたのでチャレンジしてみるか。

Posted by ブクログ

関連ワードから探す